アバンセ館長コラム第25号(令和6年4月)
アバンセ館長コラム第25号 3つのミッション ~アバンセ事業で大切にしたいマインドとは~
令和6年度のアバンセの初日は、4月2日の火曜日でした。朝礼で年度初めの館長挨拶をしました。皆様
にも、アバンセの姿勢をお伝えしたく、その内容を載せたいと思います。
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皆さんおはようございます。先ほど、無事辞令交付式も終わりました。新しい仲間を迎えて、今日から
令和6年度が始まります。
令和6年度は、5年間の第7期指定管理の始まりでもあり、創立30周年の節目の年でもあります。少子
高齢化、人口減少、コロナ以降の社会課題は山積みで、SDGsの掲げる理想と現実とのギャップを痛ましく
感じる状況でもあります。そんな中で、アバンセは、前進という名前のごとく、個人や社会に新しい何か、
光となるものを提供し、変化を生み出し、相手を少しでも幸せにできる、公共性の高い仕事ができる、とて
も良い職場だと思います。みなさんの仕事ぶりもひたむきで誠実です。ですが、まだ能力を秘めている人
たちで、さらに良い仕事ができる職場にしていく必要も感じています。
館長職は、職員目線の内側からと県民目線の外側から、そして、過去と未来と、アバンセを俯瞰してみて
いく立ち位置にいて、アバンセの理念に沿った良い風を吹かせる仕事だと捉えています。停滞、マンネリズ
ムが一番怖い落とし穴です。ありがたいことに、令和5年度は、馬場副館長をはじめ、アバンセをよりよい
職場にしていこうとするスタッフに恵まれ、さまざまな前進が見られました。
私も、3年目、2期目に入るにあたり、1期2年間の振り返りをもとに、よりよい職場、よりよい事業を
生み出すため、みなさんと3つのミッションを実現していきたいと考えています。指定管理で出た意見を
反映させ、30周年を成功させるためにも、必要なマインド、大切にしたい仕事への向き合い方を、今回
はミッションと位置づけました。
- 私たちは、【オープンマインド】でいます。
(安心して意見が言える、聴ける関係性。 不安に飲み込まれず、相互の信頼感を高めていきましょう。
対話が鍵です。)
- 私たちは、【チャレンジ】し続けます。
(馴染んだことを手放し、新しいことへ取り組む勇気をそれぞれの仕事の中で発揮していきましょう。)
3.私たちは、【サポート】しあいます。
(立場、役割、個性など、お互いの違いをリスペクトしながら、公的な使命を果たすために支えあえる職場
風土を自分事として進めていきましょう。)
この3つのミッションを意識して仕事を進めていきましょう。
どうせ同じ時間を過ごすなら、同じ仕事を進めるなら、対話したいし、機嫌よく楽しみたいし、みなさん
との出会いを大事にしたいと思います。それを日々の私自身の姿で示せたら最高です。引き続き、どうぞ
よろしくお願いします。

アバンセ館長 田口香津子 プロフィール
アバンセ館長
佐賀女子短期大学 学長 (2018.4-2022.3)
認定NPO法人 被害者支援ネットワーク佐賀VOISS理事長