令和5年度「市町男女共同参画担当職員基礎研修」を実施しました

 佐賀県立男女共同参画センターでは、県内の市役所や町役場で男女共同参画行政を担当する職員を対象に、年間2回の研修を企画しています。今回は男女共同参画行政に関する基礎的知識を学ぶ研修を実施しました。 


 講師の写真


 講師には、yorokobi企画代表、佐賀女子短期大学非常勤講師の 池田 宏子 さんをお迎えし、「男女共同参画の歴史とこれからの課題」と題してお話いただきました。男女共同参画の概念が生まれた歴史的経緯、法律が成立した背景や理念について学び、地方自治体が取り組むべき課題について考えました。

 

前半では、戦前の家父長制の時代を説明し、戦後に男女共同参画の取り組みが始まった歴史を紹介しました。日本国憲法、国際的な条約や国内の法律が成立した背景や理念を学びました。後半では、地方自治体における女性の政治参画、意思決定への参画の具体的な取り組みとして、審議会・委員会への女性の参加について、池田さんの体験を交えて解説しました。

最後に、グループワークによって各市町の取り組みや課題、成功例や失敗例を共有しました。他の市町の取り組みに感心する声や、時には笑顔もこぼれ、学び合いながら交流を深めることができました。


池田さんからは「地方自治体の審議会や委員会に参加する方々は、自分が参加することで地域をよくしたいと思っている方々です。その人たちが『参加して良かった』『次も参加しよう』と思えるような会議の運営をしましょう」とのメッセージをいただきました。


 教室全体の写真1 教室全体の写真2


*令和5年7月6日(木)実施

チラシ(令和5年度市町男女共同参画担当職員基礎研修) (588KB; PDFファイル)

【参加者の声】(一部抜粋)

  • 日本のこれまでの制度から現在までの変化を知ることができた。

  • 委員の選定を考えている時だったので、毎回参加できる人を選ぶというのはとても参考になった。

  • (他の市町の話を聞き)大変なことは意外と共通していることがわかりました。

  • 他の市町の方々と協力してやっていくことができればよいなと思いました。

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