マチュア世代の「大人のまなび場」を開催しました

マチュア世代の「大人のまなび場」セカンドライフをゆるっと始めるワークショップ

50~60歳代の成熟した大人たちをあらわす「マチュア世代」という言葉を聞いたことがありますか?

大人のまなび場は、より充実した毎日をおくりたい、マチュア世代のための”学び場”です。

今年は「健康」「整理整頓」「終活」をテーマに3回連続講座で開催し、”ゆるっと”セカンドライフの準備を始めました。


毎回、マチュア世代 当事者であり、笑いヨガ伝道師の中町美佐子さんによる、心と身体をリフレッシュさせる「笑いヨガ」を体験し、その後、終活アドバイザーの大村なおみさんによる「学び」の時間で、わたしの”今”と”これから”を考えました。


講師案内人写真

【笑いヨガ伝道師】中町美佐子さん(中町美佐子笑店)※写真左 

【講 師】大村なおみさん(終活アドバイザー)※写真右


 ↓講座のチラシはこちらをご覧ください↓

マチュア世代の「大人のまなび場」チラシ (1041KB; PDFファイル)

第1回 「認知症世界の歩き方」からゆるっと考える”わたしの健康”

【日時】2025年10月19日 【会場】アバンセ 第3研修室

笑いヨガ(笑いヨガ伝道師 中町美佐子さん)

まずは、中町さんの「笑いヨガ」で心身のリフレッシュ!

笑いを呼吸法と見立てた、誰でもできる簡単な健康体操が「笑いヨガ」です。はじめて体験する方も多く、最初は遠慮がちだった参加者も最後には全身で大笑い。”初めまして笑い”で、大人のまなび場が始まりました。

講座の様子講座の様子講座の様子

学び(講師 大村なおみさん)

第1回目は、「認知症」「健康」をキーワードに、「認知症世界の歩き方」実践ワークショップから、”わたしの健康”を考えました。

今回体験した「認知症世界の歩き方」実践ワークショップは、認知症のある方が生きる世界をご本人の頭の中を覗いている感覚で楽しく理解することができ、また、生活環境を改善するためのヒントを学ぶことができるワークショップです。

認知症は、誤解や偏見があふれる病気の一つです。大村さんは、「認知症のある方がより良く生きることができる社会を実現するためには、”対話”と”想像力”と”デザイン”が大切です」と話されました。まずは、相手を受け入れることや行動を急がせないこと、共に考えて共に決めることなどの大切なポイントを生活の場面を事例に出されながら伝えられました。

例えば、白いお茶碗に白いご飯をよそうと、ご飯が入っていないように見えてしまうことがあるそうです。物の場所を認識しやすくする方法として、濃い色のお茶碗にご飯をよそうと食べやすくなることなどを教えていただきました。ちょっとした工夫と配慮をすることで、相手を混乱させない方法があることを学びました。

また、どのような視点で何を備えておけば良いかなどの心構えや対策を考えることができ、自分の健康を考える良い機会にもなりました。

講座の様子講座の様子講座の様子


最後に、中町さんから、笑わない人は認知症のリスクが高くなるという調査結果が紹介され、笑いと健康の関連性を知ることができました。


第2回 シンプルで楽しく!ゆるっと向き合う”わたしの暮らし”

【日時】2025年11月30日 【会場】アバンセ 美術工芸室

笑いヨガ(笑いヨガ伝道師 中町美佐子さん)

今回も、中町さんの「笑いヨガ」でスタート!

はじめに、「笑いヨガ」には笑う動作そのものに自己肯定感を高める効果があり、さらに、幸福感も高める効果があると話されました。そのお話し通り、「笑いヨガ」を始めると、参加者の大きな笑い声と笑顔で会場は溢れ、楽しく幸せな気持ちで心と身体も一杯になりました。

講座の様子講座の様子講座の様子

学び(講師 大村なおみさん)

第2回は、「整理整頓」「物と向き合う」をキーワードに、これからの自分にどう向き合うのか、”わたしの暮らし”を考えました。

今回は、「どこに何があるか分からない」「あるのを忘れて買い足してしまった」「物が溢れている」など、自分自身の悩みを振り返ることから始まりました。

身の周りを整理することは、今までの自分の人生(価値観)の棚卸しになり、これからの自分に必要な物を見極めることにつながります。
反対に、物が溢れていると転倒して骨折してしまったり、骨折が原因で寝たきりになってしまうこともあります。「整理整頓は安心安全な暮らしのためにも必要なことの一つです」と話されました。

また、物を分類するコツとして、「捨てる」「捨てない」で分けるのではなく、「使っている」「使っていない」を基準にすると分類がしやすいことも教えていただきました。

しかし、使っていなくても捨てられない物があります。捨てられない物の整理整頓の例として、大村さんが着用されていたおば様から譲り受けたスカートの話を紹介されました。そのスカートは、譲り受けてからすぐに着始めたのではなく、しばらく押し入れの奥にしまっていたそうです。大村さんは、「思い入れがあって捨てられない服などは、一旦、クローゼットの奥などにまとめて片づけておき、着たくなった時に取り出して着る方法もありますよ。無理して捨てないでくださいね」と話されました。


講座の様子講座の様子講座の様子


最後に、これから整理したいモノやコトについて考え、グループで共有しました。

参加者は、「年末の大掃除に向けて、整理整頓に取り組もう!」と意欲的に話されていました。一人で取り組むよりも、みんなで取り組むと気持ちも前向きになります。笑いと整理整頓で心と暮らしを軽くする時間になりました。

第3回(最終回) エンディングノートでゆるっと見つける”わたしの生き方”

【日時】2025年12月13日 【会場】free station hakobune(佐賀市)

笑いヨガ(笑いヨガ伝道師 中町美佐子さん)

最終回はアバンセを飛び出し、”free station hakobune”で開催しました。「笑いヨガ」は、スペースがあまり広くなくてもできる健康体操です。今日は、”ご挨拶笑い”からスタートしました。

今日は少し寒い日でしたが、あっという間に血流がよくなり、心も身体も温まりました。

講座の様子講座の様子講座の様子

学び(講師 大村なおみさん)

第3回(最終回)は、「終活」「これから」をキーワードに、”わたしの生き方”を考えました。

まずはじめに、「行きたいところ」「会いたい人」「やりたいこと」「やってみたいこと」などを書きだしました。

大村さんは「エンディングノートは”人生が終わる準備”というより、”今をもっと良くするための準備”です。今の自分はどうしたいのか。ただ考えてみるだけで、今と未来が整いますよ」と話されました。

エンディングノートと同じものだと誤解しやすいものに遺言書があります。エンディングノートは気持ちや希望、生活の情報などを書くもので、遺言書は相続トラブル防止のための法的事項などを書くものです。それぞれ目的が異なることを教えていただきました。また、エンディングノートで伝えておいた方が良いこと(介護や葬儀、お墓のことなど)も話されました。

大村さんのお話しの後に、「行きたいところ」や「会いたい人」など人生で大事にしたいことを改めて考えました。参加者は、「これから」のことを考えることで、次第に今の自分にとって大切なことが見えてこられたようでした。このことは、”今”を楽しむことにもつながります。

大村さんは、「今を楽しく暮らすためのヒント」として、”楽し気に生きること”や”物は無理に捨てないこと”、”誰かの微助っ人(ビスケット)になること”などを伝えられました。

微助っ人には、「社会とつながり続けてほしい」という大村さんの想いが込められています。学びの時間の最後として、参加者の最近の微助っ人(ちょっと人助けをしたな。ちょっと良いことしたな。)と講座に参加しての感想を共有し、講座を終了しました。


講座の様子講座の様子講座の様子

3回に渡って開催した大人の学び場は、中町さん考案の”申込笑い”や”初回で緊張する笑い”など、走馬灯のように3回の講座をふりかえる”走馬灯笑い”で終了しました。”笑い”と”学び”で「今」と「これから」を考える充実した3日間になりました。


集合写真

ランチ交流会

講座終了後は、ランチ交流会を開催しました。

大人のまなび場で学んだ、認知症やお片付け、エンディングノートのこと、また、お互いのことをお話しされたりと、短い時間ではありましたが、交流会は終始にぎやかで、大盛り上がりな時間になりました。

参加者の声

  • 認知症の義父や義母のことが少しわかりました。とても分かりやすく、良かったです。笑いヨガも、これから、自分も家族にも取り入れたいと思います。(第1回)
  • 楽しい時間の中、自分の知らなかった認知症の世界を知ることができました。(第1回)
  • とても生活に密着している内容で良かった!納得‼(第2回)

  • 笑うことの大切さ、笑うことで本当に心と体がほぐれました。保留BOX、引き出しの整理をしたいと思います。(第2回)
  • 今後の見通しが見えてきた。何をすべきか、大切なのか、考えることができました。(第3回)

  • 笑いヨガで心も体も温まりました!エンディングノート書いてみたいと思います。(第3回)

  • これからの人生を考える良いきっかけになる講座でした。(全体)

  • グループの方々の色々な意見や考えが聞けて良かった。(全体)

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