令和6年度 県民講師基本とスキルアップ講座 第4回を開催しました
あなたらしさが だれかのためになる 講座のつくり方【5回連続講座】
講師としての活動をこころざす方が、基本的な知識やスキルを学ぶ「県民講師基本とスキルアップ講座」が開講しました。今年度は「あなたらしさが だれかのためになる講座のつくり方」と題し、メイン講師に音成亜美さん(旅館あけぼの代表取締役社長)を迎え、受講者一人ひとりが「わたしらしい」あり方を探究し、未来を切り拓くとともに、自分の好きや得意を生かして、人や地域に伝え広げていく講師を目指します。
講座の回を追うごとに、唯一無二の「自分らしさ」を見つけていく受講者の姿をどうぞご覧ください。
- 講座のチラシはこちら (6770KB; PDFファイル)
届くプロモーション 【9月7日 (土)】
前回の振り返り(チェックイン)
はじめに、前回の講座から1週間、受講者それぞれが考えたことを話すチェックインを行いました。
何をすべきか(TO DO)ではなく、どうありたいか(TO BE)について考えた前回の講座を振り返り「年をとっても自分なりに考えて行動することが大事だと感じました」「TO BEに向かうためにTO DOも必要なんじゃないかなと考えました」などたくさんの気づきの声が聞かれました。
音成さんは受講者それぞれの振り返りを受けて「講師やご自身の活動をしていると、たくさんやるべきこと(TO DO)が増えてくると思います。でも限られた時間の中ですべてできるわけではないです。TO DOをしぼるフェーズにあるその時こそ、ご自身がどうありたいのかのTO BEがその指針となってくるのです」とアドバイスしました。
コンセプトとは?
今回の講座では、多くの人に選ばれる講座や人物になるための戦略的な考え方について学びました。
講座を始めるとき、もしくは企画や人などの情報を誰かに届けたいときは「コンセプトとポジショニングが大事!」ということで、音成さんがコンセプトを作るうえで大切な3つの要素を示しました。また、テレビCMなどでおなじみの企業やイベントの広告を事例に、そこに隠されたコンセプトをはじめとする広報戦略を詳しくひも解きました。
音成さんの解説による種明かしに「なるほど!すごい!そういうことだったんだ!」と感嘆の声を上げる受講者の姿が多く見られました。
コンセプトシートを書いてみよう
より多くの人に情報を届ける上で大切になってくる要素について学んだところで、実際にコンセプトシートを作成するワークを行いました。
講座や仕事、地域活動など受講者それぞれが自身のやってみたいことに思いをめぐらせ、コンセプトシートに記入しました。
全体共有の時間では、1人1人のコンセプトシートを受講者全員で見て、音成さんがフィードバックを行いました。受講者も意見や質問などを投げかけ、活発な議論が行われました。コンセプトシートを使うことで自身がやってみたいことの枠組みが見えた受講者からは「自分でもなんか講座をやれる気がする!」「最初は正直講座を開くことに意識が向かなかったけど、講座をやってみようかなと思い始めました」など前向きな声が聞かれました。
受講者の声(アンケートより)
- それぞれの活動が鮮明になった。
- 実際考えると、これまでの考えが浅いことに気づかされました。
- 自分のしたいことがまとまっていなかったので、今日は考えるきっかけになりました。