令和6年度 県民講師基本とスキルアップ講座 第3回を開催しました
あなたらしさが だれかのためになる 講座のつくり方【5回連続講座】
講師としての活動をこころざす方が、基本的な知識やスキルを学ぶ「県民講師基本とスキルアップ講座」が開講しました。今年度は「あなたらしさが だれかのためになる講座のつくり方」と題し、メイン講師に音成亜美さん(旅館あけぼの代表取締役社長)を迎え、受講者一人ひとりが「わたしらしい」あり方を探究し、未来を切り拓くとともに、自分の好きや得意を生かして、人や地域に伝え広げていく講師を目指します。
講座の回を追うごとに、唯一無二の「自分らしさ」を見つけていく受講者の姿をどうぞご覧ください。
- 講座のチラシはこちら (6770KB; PDFファイル)
”本物の好き”とは? 【8月31日 (土)】
”わたしらしい場”ができるまで
第3回目はゲスト講師に重松恵梨子さん(ひとてまシネマ・チームぬか床代表)をお招きしました。
重松さんは、佐賀市にある映画館「シアターシエマ」で長年支配人をつとめてきました。今春退職し、現在は鹿島市を拠点に映画上映や発酵にまつわるワークショップなど、地域性を活かした魅力的なイベントを企画し注目を集めています。
そんなついつい人を引き寄せてしまう企画の根源にある「重松さんらしさとは何か⁉」を探るべく、前回の講座で行ったハイポイントインタビューを基に音成さんが深堀りしました。
まず重松さんに幼少期や学生時代の思い出や成功体験、映画館を退職してからのチャレンジについてお聞きしました。
幼少期から「人をあっと驚かせることが好きだった」と話す重松さん。学生時代は周りがなかなか関心を向けないような映画の特集上映会を開くなど「意外性のあることをやるのが楽しかった」と目を輝かせます。映画館を退職後、現在の活動を始めてみて「映画はもちろん好き。だけど私は人を集めて、誰かの日常がよりよくなるような刺激的な出会いの場を作ることが好き」と気づいたそうです。
”らしさ”生み出す精製法
重松さんの話を聞いた後、受講者全員で重松さんの「そいよかね!」「素敵ね!」と思ったことをポストイットに書き、重松さんの身体にペタペタと貼るポジティブイットのプレゼントをしました。
ハイポイントインタビューから見えてきた”重松さんらしさ”。重松さんは自身の生き生きとした活動の根源(ポジティブコア)について「多種多様な価値観が混ざり合う刺激的な場、みんなが明日からまた頑張ろうと思えるような場を作りたいという気持ちがある」と力強く語りました。
あなたのポジティブコアは?
重松さんのポジティブコアが精製されるまでの様子を振り返り、次は受講者それぞれが精製する番です。
音成さんは「自分がどうするか、何をするかの“TO DO”に焦点をあてるのではなく、自身がどうありたいか。“TO BE”で考えてほしい」と呼びかけ、受講者は前回の講座でそれぞれが各受講者から贈られたポジティブイット(ポストイット)を手に、自身のポジティブコアを探りました。
最後はみんなで円になり、それぞれが感じた自身のポジティブコアを発表しました。
「改めて考えてみると、私は人のつながりを作るのが好きなんだということがわかりました。私がいなくても人が繋がっていけるような場を作りたいと思いました」
「誰かと刺激し合える場所に学びに行くことで気づきが得られる。そんな自分が好きだなと感じました」など、受講者それぞれにとって気づきの多い時間となりました。
受講者の声(アンケートより抜粋)
- 自分自身の本質をしっかり考えさせられる講座となりました。
- 自分のことをすごく考えさせられました。
- 重松さんの話はとても興味深く、エネルギッシュで刺激満載でした!