令和6年度 県民講師基本とスキルアップ講座 第1回を開催しました
あなたらしさが だれかのためになる 講座のつくり方【5回連続講座】
講師としての活動をこころざす方が、基本的な知識やスキルを学ぶ「県民講師基本とスキルアップ講座」が開講しました。今年度は「あなたらしさが だれかのためになる講座のつくり方」と題し、メイン講師に音成亜美さん(旅館あけぼの代表取締役社長)を迎え、受講者一人ひとりが「わたしらしい」あり方を探究し、未来を切り拓くとともに、自分の好きや得意を生かして、人や地域に伝え広げていく講師を目指します。
講座の回を追うごとに、唯一無二の「自分らしさ」を見つけていく受講者の姿をどうぞご覧ください。
- 講座のチラシはこちら (6770KB; PDFファイル)
伝えたいことはなに? 【8月10日 (土)】
県民講師・生涯学習とは?
田口香津子館長によるミニ講義
はじめに、佐賀県立生涯学習センター(アバンセ)の田口香津子館長がミニ講義を行いました。生涯学習の魅力を「どんな人でも学びあっていい。一人ひとりが主人公ですよ」と紹介し、“学習者の立場”である受講者に向けて「いずれ伝える立場になり、学習者、講師両方を経験する人たちだと思います。自分がただ伝えたいというだけではなく、相手がどのように身につけていくのか。そこまで保証していくことが必要になってくると思います」とエールを送りました。
はじめまして
今年度、メイン講師をつとめる音成亜美さん。受講者の大きな拍手で迎えられました。
音成さんは旅館業のかたわら、恵比寿像を活かしたまち歩きイベントや野外映画上映会など佐賀の街を元気にするイベントの企画・運営などにも携わっています。
自分らしさを大事にしながら活動を続けている音成さん。「このプログラムはジャーニー(旅)です。皆さん一人ひとりがどうありたいかを探究し、未来を切り拓くお手伝いをしていきます」と挨拶しました。
目的意識の声明文
はじめに、受講者それぞれが、自身が何のために、何を目指して受講を決意したのか、その目的を明確にするべく各々で「目的意識の声明文」を記入しました。受講者は「なぜこの講座を受講したのか」「どんな自分になりたいのか」をじっくり考えながら、声明文に目標や目的を記入しました。
そして自己紹介も兼ねたグループワークで声明文をシェアしました。それまで少し緊張気味だった受講者も、同じような悩みや目標を抱く相手に共感し、安堵の表情が見られました。
相手に届く伝え方とは?
目的がはっきりしたところで「ではそれを思い通りに伝えるためにはどうすればいいのか?」音成さんは自身が実践している「“伝え方”6つのコツ」を紹介しました。
目からうろこのコツに深く頷いたり「なるほど!」と思わず声をあげたりする受講者の姿も見られました。
なりたい姿を描く
最後に改めて全5回の講座を終えた時、受講者それぞれがなっていたい自身の理想の姿をありありと想像し、思い描くワークを行いました。
達成したときの情景や、周りの反応など具体的に想像することに難しそうな表情をする受講者も多くみられましたが、「ぼやけてきた目標が見えてきた」「わくわくしますね」といった声も上がりました。最後は受講者全員で大きな円になり、自分がなりたい姿を一人ひとり発表しました。
【受講者の感想より】
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目的はしっかり持っているか、ゴールは何かを改めて考えさせられました。
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相手が何を求めているかというところで話す。本当にそうですね。講師をはじめ、皆さんに元気をたくさんいただきました。
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伝えたい相手のこと、相手の立場になって考えることを知れてよかったです。