「楽しみながら見つける ワタシの ととのう」第4・5回を開催しました
まなびチョイスセミナー Labocafe vol. 11
18歳~40歳代の方を対象に、”学び”と”出会い”の場を提供してきたLabocafe(ラボカフェ)♪
11年目を迎えた今年度は「楽しみながら見つけるワタシの”ととのう”」と題し、「ととのう」をテーマにワークショップを開催しました。
↓講座のチラシはこちらをご覧ください。
「楽しみながら見つけるワタシのととのう」 (1917KB; PDFファイル)
4.薬膳でからだの内側からととのう~薬膳ってどんなもの?夏の疲れを癒す薬膳茶~
【日時】2024年10月12日 【会場】アバンセ 調理実習室
第4回目は「薬膳でからだの内側からととのう」をテーマにした2回連続講座の第1回目
「~薬膳ってどんなもの?夏の疲れを癒す薬膳茶~」薬膳について学んで、薬膳茶をブレンドしました🌿
【講師】 横尾 佳那珠(よこお かなみ) さん
(薬膳香蓮(株)代表取締役、薬剤師、国際中医師、国際中医薬膳管理師)
講師は、横尾 佳那珠さんです。横尾さんは、ご自身の身体のケアのために漢方を取り入れたことから、薬膳と出会われたそうです。ご自身の体験から、たくさんの方に薬膳に触れてもらえるよう、薬膳茶・薬膳グラノーラなどを開発されており、講師としてもご活躍されています。
はじめまして
今日から2回にわたって一緒に学ぶ仲間ということで、テーブルごとに自己紹介や講座に参加したきっかけなど、講師の横尾さんも一緒にお話しいただきました。
「もともと薬膳に興味があった」「家族や自分の体にいいものを取り入れたい」など、様々な目的をもって集まられた様子が伺え、和やかに第1回目の講座がスタートしました。
薬膳とは?
前半は、薬膳について学びました。
薬膳とは、中国伝統医学であり、中医学を基にした食事療法のことで、体質・天候に合った食材や調理法を選んで作るオーダーメイドの料理だそうです。
また、薬膳茶は、使用する食材は茶葉に限らず、花・草・果実・豆など、種類は多岐にわたるそうです。鍋などで煎じる場合もあるそうですが、今回はお湯を注いで蒸らしていただきます。
自分の体質をチェック
まずは、用意していただいた資料にて「疲れやすい・目が乾く・むくみやすい etc...」たくさんの項目から、自身の体調や症状に該当するものをチェックしていき、どのタイプの体質に当てはまるかを確認します。
続いて、今回用意いただいた12種類の材料の効果・効能を学びました。
薬膳茶をブレンドしましょう
用意していただいた薬膳茶の材料は「なつめ、ローズ、紅花、ローズマリー、カモミール、コーン、黒豆、ペパーミント、陳皮、レモングラス、クコの実、ショウガ」の12種類。
この中から、4種類程度を選ぶのですが、ここで先ほど確認した自身の体質に合わせて、補うべき効果・効能を持った材料を選んでいきます。
今回は、選んだ材料をお茶パックに入れて、各自持参したタンブラーなどに入れ、数分蒸らした後に味わいました。蒸らす時間の経過とともに味や色の変化もみられたようでした。
また、お茶パック2個分の持ち帰りができるということで、参加者の皆さんは悩みつつも楽しそうにまた違ったブレンドを作られていました。
参加者の声
- 薬膳の話を詳しく聞けて、初めて薬膳茶を作れて楽しかったです。
- 興味のあることだったので、もう少し学びたいという気持ちになりました。
- 材料それぞれの効能を学べて有意義な時間でした。
5.薬膳でからだの内側からととのう ~薬膳をもっと身近に スイーツ作り~
【日時】2024年10月26日 【会場】アバンセ 調理実習室
第5回目は、「薬膳でからだの内側からととのう」の第2回目「~薬膳をもっと身近に スイーツ作り~」をテーマに、薬膳を使ったスイーツ作りを行いました。
前回と同じメンバーということもあり、和やかな雰囲気でスタートしました。
薬膳スイーツづくり
今回は、薬膳の材料「かぼちゃの種・なつめ・くるみ」を使って、パウンドケーキを作ります。
まずは、かぼちゃを電子レンジで柔らかくし、半分は刻み、半分はつぶします。くるみとなつめは細かく刻んでおきます。
薄力粉、ベーキングパウダー、バター、きび砂糖、卵をしっかり混ぜたところに、つぶしたかぼちゃと細かく刻んだくるみとなつめ、かぼちゃの種を入れ、さらによく混ぜ合わせます。
オーブンシートを敷いた型に、混ぜ合わせた材料を流し込み、トントンと台に落として表面をならします。
ここで刻んでおいたかぼちゃをトッピングして、予熱したオーブンにいれて焼くこと40分。
焼いている間には、秋に起こりやすい症状や養生法を学びました。
夏に失ったものを補うための食材を知ったり、秋は乾燥により肺が弱りやすくなるとのことで、肺を高めていく食材を知りました。薬膳の材料を知っていく中で、身近な食材にもたくさんあるとのことでした。
徐々に甘く香ばしい香りが立ち込めてきて、パウンドケーキが焼きあがりました。焼き上がりを見るまでは、しっかり膨らむか心配でしたが、どれもおいしそうに焼き上がり、喜びの声で会場が沸き立ちました。
今回ケーキと一緒にいただいた薬膳茶は、講師の横尾さんにブレンドしていただきました。嬉野産のほうじ茶をベースに、黒豆、はと麦、ジンジャー、とうもろこしのひげが入っており、デトックス効果があるとのことでした。
早速パウンドケーキを切り分けて、薬膳スイーツと薬膳茶のマリアージュを楽しみながら、味の感想や薬膳のことなど、トークに花が咲いて幸せなひと時となりました。
2回にわたり薬膳について伝えてくださった横尾さん。学ばれたみなさんは、それぞれの体質に合った薬膳を知り、「まずは身近な食材から生活に薬膳を取り入れたい」などの声もあがり、自身の体質や、薬膳について知るきっかけとなったようでした。横尾さんからは、「特にこれからの季節は冷たいものを控えて、身体が求めるものをしっかり食べましょう。」とアドバイスされました。
参加者の声
- 薬膳についてもっと知りたいと思いました。
- 楽しく学ばせてもらいました。
- 2回とも楽しく参加できました。薬膳に対する関心を持つきっかけになりました。
- これから秋冬へ向け、役に立つ知識を得ることができました。