「五感を満たす大人のワークショップ」3.スパイスを味わうジンジャーシロップづくり
まなびチョイスセミナー Labocafe vol. 10
18歳~40歳代の方を対象に、”学び”と”出会い”の場を提供してきたLabocafe(ラボカフェ)♪
10年目となる今年度は「五感を満たす大人のワークショップ」と題し、「視」「聴」「嗅」「味」「触」の五つの感覚「五感」をテーマに五つのワークショップを開催しました。
↓講座のチラシはこちらをご覧ください。
「五感を満たす大人のワークショップ」 (928KB; PDFファイル)
3.スパイスを味わう ジンジャーシロップづくり
【日時】2024年2月23日 【会場】アバンセ調理実習室
第3回目は「味覚」をテーマに、「スパイスを味わうジンジャーシロップづくり」を行いました。
講師は、森山夏美さんです。森山さんは、長崎県小長井町と佐賀県太良町で、「のんびり山」という農園をご夫婦で営まれています。担い手の無い農地や耕作放棄地となった農地を引き継いで始まった農園で、そこで収穫したブルーベリーや生姜などを加工し、ジャムやジンジャーシロップなども販売されています。
今回は、「のんびり山」でも人気の「スパイスジンジャーシロップ」の初ワークショップとなりました。
「生姜」について
はじめに、「生姜」について教えていただきました。収穫してから2か月以内の物を「新生姜」といい、うすいピンク色でみずみずしくて水分量が多いのが特徴。一方、2か月以上たって貯蔵しているものを「ひね生姜」といい、水分が飛んで辛みが強いのが特徴だそうです。「今の時期の生姜は「ひね生姜」ですが、新生姜の季節にも作って、味を比べてみて楽しんでください」とおっしゃられました。
step1 生姜の汚れを落とす、スライス、砂糖をまぶす
「早速作っていきましょう♪」と森山さん。ご自分で無農薬で栽培された生姜を持ってきていただきました。
(1)まずは、生姜を洗います。生姜の間についている土に雑菌があるので、塊になっている生姜をポキポキと折ってから、きれいに洗います。(生姜の皮は辛みがあるので、お好みで皮ごと使っても、全部剥いてもよいそうです)
(2)生姜をスライスしていきます。ジンジャーシロップを作ったあとの生姜も色々とアレンジして楽しめるそうなので、歯ごたえがある方が好きな人は、繊維を断ち切るように、柔らかい食感が好きな人は繊維に沿ってスライスするといいそうです。ジンジャーシロップだけを作る場合は、「薄くするほど砂糖とまぶした時に水分が出やすいので薄めにスライスするといい」とのことでした。
(3)スライスした生姜をボールに入れて砂糖をまぶし、しばらく置いておきます。(時間があれば2時間以上おくとよいそうです)
この間に、森山さんが準備してくださったスパイス有りと無しのジンジャーシロップの飲み比べや、このあと加えるスパイスの特徴などを教えていただきました。
step2 水とスパイスを加えて、煮る
(4)生姜から水分が出てきたら鍋に移し、水とレモン、好みのスパイスを加えて強火にかけます。この日は、唐辛子・カルダモン・クローブ・シナモンから選びました。煮立ったらアクを取り、10分ほど煮て火を止めます。
step3 ザルでこして、瓶詰め
(5)生姜やスパイスをザルでこして、清潔な瓶にシロップを入れたら完成です♪
最後に森山さんから「今回の講座で、食を通して皆さんに出会えたのがとても嬉しかったです。残った生姜も、いろんなアレンジを楽しんでレシピなども是非教えてください」とのべられ、講座は終了しました。会場は、ジンジャーシロップのいい香りがたちこめていました。
参加者の声
- こんな簡単にシロップが作れて、家でも楽しめそうです。クセもなく飲みやすいのからスパイスを楽しめるシロップ・・・沢山作ります!!
-
シロップ作りは今までしたことがなく、今回細かくポイントを聞きながら意外と簡単にできてよかった。
-
講師の先生の朗らかな話し方で、わかりやすく聴きやすかった。
- 優しい、穏やかな感じで教えて下さったので、のんびりとリラックスしてワークショップ楽しめました!