令和4年度 県民講師基本とスキルアップ講座(第1回報告)

\やってみよう/ はじめての講座づくり

佐賀県立生涯学習センターでは、自分の好きなことや、得意なこと、これまでの学びを地域で生かしてもらうことを目的に「県民講師基本とスキルアップ講座」を開催しています。

今年度は「\やってみよう/ はじめての講座づくり」と題し、5回の連続講座を実施しています。講師は昨年度に引き続き北村朱里さん(nib.代表)です。その様子をご紹介します。


チラシはこちら (653KB; PDFファイル)

STEP1 講座のタネを見つけよう  (7月8日 金曜日 13時30分~16時30分 アバンセ第2研修室)

  • ミニ講義 #はじめの一歩ナビ

講座に先立ち、アバンセの田口新館長によるミニ講義を行いました。

『一つの学びが生き方を変え、世界を変える』これは田口館長がアバンセに就任以来繰り返し使っているフレーズです。アバンセの理念でもあり、SDGsを意識したものでもあります。人生100年時代、学びのスタートは何歳からでも関係なく、急速に変化し続ける社会に自らをアップデートしていくことが必要だと述べました。

最後に「あなたとの出会いで誰かの生き方が変わるきっかけを作ることが可能です。この講座がそのきっかけとなればと願っています」と参加者の皆さんにエールを送りました。

  • はじめまして

講師の北村さんは、この講座で大切にしたいこととして「この講座のすべてが『まなび』の材料です。まなびのプロセスも一緒に楽しんでください」と講座を始められました。

はじめに、自己紹介の方法を学びました。一人一分という制限時間の中で自分の伝えたいことを相手に伝えきるのはなかなか難しいですが、講師には必要なスキルです。受講者からは「一分間の自己紹介。客観的に自分を見れる。余り、多く説明しても受講者には届かない。自己分析する機会となった」などの感想が寄せられました。

  • 好きと得意の掘り起こし

次は、自分がやりたいことは何なのか?自分の好きな事、得意なことを掘り起こす棚卸のワークショップを行いました。『つい人に話したくなるほど好きなこと』などワークシートに書かれた8つのお題について、思い浮かんだものをとにかく全て書き出し、その後グループでシェアしました。自分だけで考えるよりも他人の意見を聞くことで新たな気づきや、広がりが見られたようです。『グループでシェアできる』というのがこの講座のポイント。一人ではなかなか一歩踏み出せなかったり、行き詰まってしまいがちですが、共通の目的を持つ仲間がいることは大きな力となります。どのグループも時間が足りないくらい大変盛り上がっていました。

最後は、この連続講座の最終回で行う5分間のミニ講座を想定し、自分の『題材』を決める作業です。北村さんのアドバイスのもと、皆さん自分の『講座のタネ』を見つけていました。


受講者の感想より(一部抜粋)

  • 初めて講座に参加しました。みなさんのパワーに感動しました。なんだかすごい人が集まってるなあと、ドキドキでしたが、いろんな話を聞いて、やりたいことを見つけたらいいなと思いました。
  • 「自分」のことを改めて考えるいい機会になりました。グループの皆さんがみんな楽しく優しい方で、いい雰囲気で学びを共有できました。
  • 北村先生のお話がわかりやすくて良かったです。受講生の方々とセッションできて少しずつ形になってきてうれしいです。

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