令和4年度課題解決支援講座事後研修を開催しました

市町との共催により実施した講座を振り返るとともに、今後の取組みについて共通認識を図るため、担当職員と講師が一堂に会した事後研修を開催しました。[令和4年3月16日(木)  アバンセ4階 第1研修室]


共同イラスト


令和4年度開催市

佐賀市公民館支援課&協働推進課×日新公民館

「にっしんBOUSAIまちづくり講 ~『つぶやき』からはじまる。みんなで考えるまちの未来~」


唐津市教育委員会生涯学習文化財課&肥前市民センター×肥前公民館

「肥前ふるさとじまん おもしろかるたにチャレンジ!!」

取組内容紹介

はじめに、講座の企画から各回の講座までを振り返って、苦労した点や講座を実施して見えてきたこと、今後の取組みなどについて、アバンセ職員と一緒に今年度実施した佐賀市、唐津市の2市の担当者が報告しました。

 

【佐賀市立日新公民館】         【唐津市肥前公民館】 

 

意見交流   

続いて、講師の上野景三さん(西九州大学子ども学部長/元アバンセ事業統括)の進行のもと、お互いの取組みについて質問形式で意見交流を行いました。日新公民館からは「参加者が集まったのは、ハガキで案内を出した他に、自治会長会などで館長の声掛けで念押しできたからだと思う」「地域の横の連携が希薄だと防災減災もできない。住民の関心を向けやすい防災というテーマをまちづくりに取り入れた」や、肥前公民館からは「参加者募集のため小学校へ講座の趣旨を説明しに行った」「グループワークでは他校の子ども同士を組み合わせ、交流と視野を広げる機会とした」など、取組紹介では伝えきれなかった部分や公民館、市職員一人ひとりの気づきや思いを共有することができました。

   


各講座の講師からは「何のためにこの講座をやっているのか、ねらいや目的を毎回の講座でくり返し伝えるようにした。そのことが参加者の自発的な発言や、問題意識を持つ結果につながったのだと思う」「社会教育は準備や仕込みなどの段取りが8割できると成功と言われるように、丁寧な打合せや学校や地域サポーターへの根回し、講座の準備ができていた」などの感想が述べられました。そして「今後は次世代にも未来のことを考えてもらうような機会をつくり、ワクワクドキドキ感を持って夢のある地域づくりを形にしてほしい」「学校や県と連携し、かるたが地域教育の教材として使われることを期待している」とエールが送られました。

        

【講師(日新公民館): 多良淳二 さん(地域づくりアドバイザー)】    【講師(肥前公民館): 鴻上哲也さん( 伊万里市民図書館長)】


上野さんからは「防災ハザードマップやかるたは手段やツールであり、目的ではありません。参加者に育んで欲しいものは何かを大切にして、今後も取り組んでほしい」と述べられました。そして「初めて講座に参加する人には、スタッフからの声かけやあたたかいまなざしで迎え入れてほしい。そういう雰囲気を絶えず作り出し、行政・公民館と住民との間をつないでいくことが私たちの仕事だと思います」と伝えられました。


                 

              【上野景三 さん(西九州大学子ども学部長

思いをつなぐ 新たなスタートへ

最後に、この講座を実施する地域(公民館)に代々引き継がれている『地域の課題解決への思いを込めた玉』の返還式を行いました。一年間、それぞれの公民館で事業を見守った玉がアバンセに返還され、次年度の実施地域へ引き継がれます。

   


佐賀市立日新公民館×唐津市肥前公民館のこれからを応援しています!




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