令和3年度県民講師基本とスキルアップ講座
県民講師基本とスキルアップ講座 第1回報告
わたしらしい講座をつくるステップ5 “まなび”を伝える “好き”をシェアする
誰もが持っている好きなコト、得意なコト、学んできたコト…
その楽しみを周りの人とシェアして、地域で輝く「わたし」になるための5つのステップです。
今年は講師に北村朱里さん(nib.代表)をお迎えし、
わたしらしい講座をつくるためのスキルとマインドを身につけていきました♪
チラシはこちら (1076KB; PDFファイル)
ステップ1 「講座のタネを探してみよう」(7/13開催)
この日はみんなが「初めまして!」の日です。
緊張した面持ちで入室してくる受講者1人ひとりを、北村さんは笑顔で迎えられました。
少し緊張がとけて皆さんに笑顔が見えてきたところで、いよいよ講座のスタートです!
講師:北村朱里さん(nib.代表)
- ミニ講義
講座に先立ち、上野事業統括によるミニ講義を行いました。
受講者は生涯学習や教育について、また、これからさらに進歩する「AI時代」や、アクティブシニアが活躍する「人生100年時代」を迎えるための心構えなど、多様な学びの世界について学びました。
上野事業統括は受講者へ向けて「初めから上手くできることはありません。大切なのは『講師になりたい』という強い意志と、『場慣れ』です。じっくりと自分と向き合いながら、これからも学んでいってください」とエールを送られました。
講師:上野景三(アバンセ事業統括)
- はじめまして
北村さんからはまず、講師として大切なスキルの一つ、短い時間で相手に興味を持ってもらうための自己紹介の方法を学びました。伝えたいことがたくさんあると、誰でもついついしゃべりすぎてしまうものですが、受講者の皆さんは「これだけは伝えたい」というところを詳しく、また、「もっと話を聞きたい」と思わせるような余韻を残しながら、上手く時間内に自己紹介していました。
- 好き・得意を掘り起こすワーク
続いて、これから講師として活動をして(広げて)いく題材を決めるために、自分の好きなコト、得意なコトなどを掘り起こすワークショップを行いました。
受講者は「夢中になっていたこと」や「気づいたら長く続けていたこと」などのテーマに沿って、自分も他人にも否定や評価をせずに、とにかく思い浮かんだことをワークシートに記入していきました。
北村さんは受講者一人ひとりの質問に答えながら、より相手に興味を持ってもらえるような切り口のアドバイスをされていました。
北村さんは「記入することで自分を振り返り、自分が好きなコト、喜びを感じるコトなどに気づくこと。そこから生涯学習の講師として活動できるテーマにつなげていく『一つのきっかけ』にしていってほしいと思います」と話されました。
その後はグループに分かれて記入したことについて発表し、周りの人は「いいね!」と思ったことに具体的な理由も添えて伝えるように心がけてシェアをしました。
そうすることによって、講座の題材がたくさん掘り起こされ、これからの活動につながりそうな「講座のタネ」を見つけることができたようでした。
北村さんが講座の最初に言われた「全てが“まなび”の材料になります」との言葉のとおり、受講者同士で“まなび”を深め合っている様子が伺えました。
- 感想から(一部抜粋)
・上野先生、北村先生どちらも非常にわかりやすかったです。初めは講座のタネまで行きつける
か不安でしたが、ワークをする中でかなり近づけた気がしました。
・参加された皆さんからいろいろ学ばせてもらい、たくさんの気づきがありました。
・人それぞれやりたい事があり、素敵だなと思いました。先生の話もとてもわかりやすく、
自分を知るいい機会になりました。
・先生の進め方が良く、改めて自分の振り返りができました。整理しながら次回につなげていきたいです。
・潜在的意識を知ることができました。
・同じグループの人のアドバイスで、題材を決めることができました。