令和3年度課題解決支援講座(伊万里市)を開催しました!

課題解決支援講座

佐賀県立生涯学習センターでは、市町、公民館等との共同企画で、地域課題の解決に向けて取組む講座を開催しています。<令和3年度は佐賀市、伊万里市の2地域と共催>



令和3年度 課題解決支援講座【南波多コミュニティセンター】

 

伊万里市は、まちづくり課&生涯学習課×南波多コミュニティセンターとの共催で

「南波多の今と未来を考える」を開催しました。

 

南波多町は農業の盛んな地域で昔から町民の団結が強く、地域活動も盛んです。

しかし打ち合わせを繰り返すうちに「季節に合わせた農作業の計画づくりや地域行事などの負担感」「若い世代の意見を聞き取り、地域に反映させる機会や仕組みが減っている」など、特徴的な課題があることがわかってきました。

すでにコミュニティセンターが取り組み始めていた、高校生以上の全町民へ対する「町民意識調査」や、若い世代の意見を聞き取る「懇話会」とコラボして、南波多町の未来につながる『話し合いの場づくり』と『課題解決へのアイデアづくり』を目指すこととしました。


講座の企画準備については、講座通信をご覧ください。


講座通信【準備号】は、こちらをクリック!! (689KB; PDFファイル)


講座だより準備号の写真


第1回「町民意識調査の結果報告と参加者の意見交換」11/11(木)

1回は、南波多コミュニティセンターとまちづくり運営協議会が協力して実施した「町民意識調査」の結果報告と、それを受けての意見交換を行いました。

南波多の各地区から40~50代の「これから地域を担って行く町民」のみなさんに集まっていただき、意見を書き出して行きます。農業や行事の他にも、子どもや高齢者のこと、観光のこと、防災や安全のことなど、いろいろなことが話題に上りました。

 

講座の詳細については、講座通信をご覧ください。


講座通信【第1号】は、こちらをクリック!! (1314KB; PDFファイル)


講座だより第1号

 

第2回「意見をまとめてテーマを見つける」1/13(木)

2回目では、最初に前回の内容をふりかえりながら新しい意見を追加して行きました。次に、内容が近い意見を集めながら整理して「コミュニケーション・人間関係」「負担」「観光・行事」「子ども・子育て」「インフラ(生活環境)」「自然、農業」の6つのテーマを見つけました。

コミュニティセンターの職員が初めてアイスブレイクを進行し、チームで話し合ったことを全体で発表するなど、スタッフも参加者も新しいことに挑戦した講座でした。


講座の詳細については、講座通信をご覧ください。


講座通信【第2号】は、こちらをクリック!! (1353KB; PDFファイル)


講座だより第2号の写真


第3回「テーマを深めて、アイデアノートを作る」3/23(水)

第3回は、コロナウイルス感染症拡大の影響で日程が繰り延べになり、年度末ギリギリの開催となりました。

最初に、前回決めた6つのテーマから自分の興味があるものを選んで集まり、同じ興味を持つ仲間同士でテーマについてより深く話し合いました。次に、たくさん出てきた意見やアイデアを「1.目指す姿」「2.現状」「3.原因」「4.提案・方法」にまとめ直して『アイデアノート』を作りました。アイデアノートを作りながら意見の道筋が明らかになることで、さらに新しいアイデアが出てくるようになりました。

最後に、テーマごとにアイデアノートを発表し、共有しました。

講座の詳細については、講座通信をご覧ください。


講座通信【第3号】は、こちらをクリック!! (1360KB; PDFファイル)


講座だより第3号の写真



その後・・・

最初は堅い雰囲気でぎこちなく話していた参加者のみなさんが、回を重ねるごとに柔らかく和気あいあいとおしゃべりするようになって行きました。

アンケートでは「たくさんの具体的な意見が出て、活発な交流ができた」「地域の課題だけでなく、良い面もたくさんあることを再認識した」「自分の考えを言える、聞いてもらうことがうれしかった」などの感想の他に、「せっかく出てきたアイデアを具体的に実行できる機会が欲しい。今後の南波多につなげて欲しい」という積極的な意見もありました。

また、講座の様子はまちづくり運営協議会の役員会でも報告されました。


これからも南波多コミュニティセンターでは、このような話し合いの機会を『懇話会』として続けていくとのことです。町民とコミュニティセンター、まちづくり運営協議会が協力することで、南波多町の未来が広がって行くことを願っています。


講座の様子を写した写真





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