さが県政出前講座「子育てに役立てる歯の知識」(2月25日)を開催しました

佐賀市立巨勢公民館「子育てに役立てる歯の知識」

(講師:県健康増進課)

さが県政出前講座では、佐賀県の取り組みを広く県民のみなさまへ知っていただくために、県職員が「あなたのまち」まで伺い、無料で講座を開催しています。


2月25日(木)10時より、佐賀市立巨勢公民館「子育てリフレッシュ講座」に於いて、さが県政出前講座「子育てに役立てる歯の知識」の講座が行われ、乳幼児から未就園児とその保護者のみなさんが参加されました。


会場の様子


講座では県口腔保健支援センター歯科衛生士の田中さんより、(1)むし歯について(2)歯周病について(3)正しい歯ブラシの仕方についてという流れで、スライド資料や歯の模型を用いてわかりやすくお話ししていただきました。子どもが歯みがきを嫌がらずにできるようになるためには、歯の生えていない0歳のうちからのお口のケア(お口に指をいれられることに少しずつ慣らしておく)に取り組むのがよいそうです。「むし歯になりやすいおやつとなりにくいおやつ」の話や「飲料とむし歯の関係」「むし歯になりやすい場所」「生えたての歯には『フッ化物』によるむし歯予防が効果的」など興味深い話に、子育て中のお母さん達は熱心に耳を傾けていました。


スライド説明模型を使った説明参加者の様子


永久歯の生える6歳の時にはぜひ行って欲しいと呼びかけられたのが『シーラント』というむし歯予防処置です。歯ブラシが届きにくい奥歯の溝にプラスチック樹脂を埋める処置のことです。生え変わりの歯は未成熟でケアをしないとむし歯になりやすいので、ぜひ予防に取り入れてみてはいかがでしょうか。


ブラシを確認する様子個別相談の様子ブラシを選ぶ子ども


講座の中では、仕上げみがきの大切さも呼びかけられました。子どもだけの自分みがきでは歯の汚れをきれいに取り除くことができません。親子で1本ずつ、2本の歯ブラシを使い、最後は大人が愛情込めて優しくみがいて仕上げてください。歯みがきは「楽しく」「手早く」を心掛け、終わった後には褒めてあげることが、子どもが歯みがきを嫌がらなくなるコツと話されました。質問タイムでは、普段使ってる歯みがき道具のことや歯の状態で気になっていることなどの質問が寄せられ、一つひとつ丁寧に答えていただきました。


子どもの頃のお口の管理とケアが、生涯に渡るお口の健康につながることを学びました。

これからの子育てに役立てて欲しいと思います。




※令和2年度のさが県政出前講座の申込受付は終了しました。たくさんのご利用ありがとうございました。


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