令和2年度 県民講師チャレンジ講座

 【震える足で -ビビリな僕がギターとカメラを持って世界中を旅する話-】

※県民講師チャレンジ講座・・・県民の方が講師となって講座を開催するチャレンジ講座です。

  • 講座名  「伊藤輝(Akira Ito)講演                                                                                                        震える足で  -ビビリな僕がギターとカメラを持って世界中を旅する話-」
  • 講師名   伊藤 輝(いとう あきら)
  • 日 時   令和3年2月11日(木) 14:00~15:30

伊藤さん


講師の伊藤さんは、ギターとカメラ、バックパックだけを持って18ヵ国、300都市以上を旅したそうです。「その中で出会った人や経験、気づきを伝えたい。自分と同じように自身や将来について悩む人に、多様な生き方や自分らしい生き方について考えるきっかけになれば」と講座を開催されました。


伊藤さん2  伊藤さん3


この日は子どもから高齢の方まで30名の方が参加。皆さんチラシを見て「どんな話だろう」とワクワク楽しみに来場されたようです。会場には旅のルートを記した地図や写真、25Kgあるというバックパックも展示され、気分を盛り立てます。


「旅の資金はストリートライブで集める」「移動はヒッチハイクのみ」と、2つのルールを決め、所持金もゼロからという徹底ぶりで旅をスタートさせた伊藤さん。実は、毎回「できる気しない」と思うことの連続だったそうです。そんな中「今日なんとかできた、誰かが助けてくれたと、小さな成功を重ねることで手に入れたものがあります。今日はそれを皆さんにお伝えしたい」と話されました。

   

伊藤さん4  伊藤さん5


乗った車1,000台以上、騙されると疑ったら実は親切だった現地の人、心に残った言葉、死ぬまでに行きたかったウユニ塩湖など、写真や動画を交えながら語られる旅の様子に、参加された方も興味深く耳を傾けられていました。

もちろん、楽しいことばかりではありません。辛いことの方が何倍も多くあったそうです。アルゼンチンとブラジルの国境付近では、ヒッチハイクできず歩くしかない、満足に食べられず水もわずかという中、強盗に襲われるという経験も。湧いてくる「諦めたい」と「諦めたくない」の気持ちのせめぎあいの中、伊藤さんは「生きて帰ってこの経験を皆に話したい。この辛い今こそが1番オイシイところ!」と考えを切り替え、先に進むことができたそうです。


「現状は変えられないかもしれないけど見方は変えられるし、そうすることで見えなかった活路が見いだせる」と伊藤さん。「現在コロナでいろいろな制限やできないことが増えていますが、沢山のことにぜひチャレンジしてください。」とメッセージを贈られました。

最後はギターを弾きながら、路上ライブさながら歌を歌っていただきました。オリジナルソングのタイトルは「震える足で」。会場から沢山の拍手が贈られていました。



【参加者の感想より】

  • 自分の知らない土地、人種、言語で楽しいこと。

    数十、数百倍苦しいことがあったはずだけど、それさえも糧とし、「自信」に結んでいることに感銘を受けました。

  • 世界一周して、辛いことがあっても乗り越えているところなどがすごいと思いました。

    何でも挑戦しようと思いました。<小学生>

  • 一歩一歩小さなことの積み重ね。動くと先には、今まで見れなかった世界が見える。

    今の子どもに伝えたいと思った講座でした。

  • 自分が経験したことを伝えられていて、興味深かったです。

    できる気がしないと言い訳ばかりしてしまうのが常ですが、もっと自分を楽しみたいと思いました。ありがとうございます。


今後の伊藤さんの活躍を応援しています。


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