令和7年度 自治会における女性参画推進事業(吉野ヶ里町)を開催しました

 今年度からスタートした「自治会における女性参画推進事業」。地域での男女共同参画を推進し、女性の参画を促進するため、自治会等の地域活動団体を対象に講座やワークショップを開催しました。

 講師には全国津々浦々で地域や行政、企業等に入り、ジェンダーギャップ解消に向けての取組みや男女共同参画の推進を行われている萩原なつ子さん(国立女性教育会館NWEC 理事長)をお迎えしました。

「誰もが活躍できる 持続可能な地域づくり」

令和8年2月20日(金)1030分~1200分 三田川健康福祉センターふれあい館


 今年度2回目の講座は吉野ヶ里町との共催で実施しました。定例の区長会の後に設定し、吉野ヶ里町の区長会、民生委員の方々と男女共同参画委員の職員、のべ52名の参加をいただきました。講師萩原さんからはクイズやワーク、意見交換等を織り交ぜながら「誰もが活躍できる 持続可能な地域づくり」をテーマにお話しをいただきました。


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講師 萩原なつ子さん(国立女性教育会館NWEC 理事長)


男女共同参画は「地域の生存戦略」 

 萩原さんは「9マス自己紹介」や「後出しじゃんけん」等のユニークなワークショップを実施。ここで多くの参加者が自分の中にある思い込みや固定観念に気づきました。


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 また、講演では日本のジェンダー平等の歴史にも触れられました。かつて明治憲法のもと女性には参政権も財産権もなかったこと、男性側も家父長制で一家を養う重荷を背負わされたり、兄弟間で不平等があったことを話されました。そして、その影響は今も、家庭内や地域運営等あらゆる場面で根深く残っています。全国的に見ても自治会長や役員の多くが男性である現状は、その名残りや、「役員は男性」との思い込みによるところが大きいのではないでしょうか。萩原さんは「ジェンダー平等を進めること、また、思い込みをなくすことは、人口減少社会を生き抜くための“生存戦略”です」と話されました。


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多様な人の参画で地域は強くなる

 萩原さんは各地の先進事例も紹介。それは女性議員が増えた自治体、子どもや若者を会議に参加させている地域、女性役員の登用で会議が活性化した事例等。共通しているのは“意思決定の場に多様な人、多様な視点が入ったことで地域が活性化した”ということです。「男だとか、女だとか、国籍、年齢にとらわれず、その人がどんな力を持っているか、どう活躍できるかを考えてみてください」と萩原さん。そして、男性も女性も両方の意識改革が必要であることを伝えられました。


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ワールドカフェでアイディア出し

 講演の合間に行われるミニワークで打ち解けた様子の皆さん。後半は「区長会や地域活動に多様な人が関われるようにするにはどうしたらよいか」についてアイディア出しを行いました。各グループから「若者や女性が参加しやすい会議時間の見直し」「W区長もあり」「子どもも一緒に参加できるようにする」等の案が挙がり、参加された皆さんはグループ間の移動も行いながら様々な声があることを確認しました。


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 最後は「明日から早速できること」をグループから発表。「思い込みをなくし頭をやわらかくする」「女性の意見を取り入れる」などの意見に、萩原さんは「まずは気づいた人が始めてみる。そこに共感した人がフォロワーシップで一緒にやっていく。そうして一緒に持続可能な地域づくりを広げていく。今日がそのスタートになればよいなと思います」とメッセージを送られました。


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参加者の声

アンケートより(一部抜粋)

  • 今までの固定観念を外された良い経験となりました。
  • 歴史を振り返ったうえでの展開がわかりやすかった。

  • 色々な事例をもとに分かりやすい話をしていただけ、大変参考になった。“うた”もすごく上手かったです。
  • 色々な地区の住民の方と話ができてとても有意義でした。

  • やはり女性の区長が必要だなと思いました!
  • 思い込みの固定観念をなくすこと。改めて認識できました。

  • 楽しくて時間が足りないくらいでした。

  • まずは自分1人から、仲間、家族、地域行政に広げられたらいいなと思いました。


R7年度自治会における女性参画推進事業(吉野ヶ里町)

「誰もが活躍できる 持続可能な地域づくり」のチラシはこちら (288KB; )

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