令和7年度 男女共同参画フォーラムを開催しました

「これからを生きる『女の子』たちへ伝えたいこと」

今年度の男女共同参画フォーラムは、さまざまなメディアでジェンダー平等について情報発信されている、イラストエッセイストの犬山紙子さんと漫画家でベーシストの劔樹人さんご夫妻をお迎えしました。

当日は、大雪の影響による交通混乱のため、アバンセにお越しいただくことが叶わず、急遽オンラインでご登壇いただくこととなりました。 

  • 日時:令和8年2月8日(日)14時00分~16時00分
    *アーカイブ配信期間:令和8年2月25日(水)~3月10日(火)(申込者限定)
  • 会場:アバンセ ホール
  • 主催:佐賀県立男女共同参画センター

 第1部 講演「これからを生きる『女の子』たちへ伝えたいこと」

<講師> 犬山紙子さん(イラストエッセイスト)

R7男女共同参画フォーラム写真01

第1部は、犬山紙子さんに、これからの社会を生きる「女の子」たちへ伝えたいこととして、性別による生きづらさやルッキズム(見た目至上主義)、性被害や性教育など幅広いテーマについてお話いただきました。

犬山さんが、お子さんを妊娠中で性別が判明した時に、喜びと同時に、この社会で女の子を育てる不安を感じられ、これまでご自身が女性として生きてきた中で感じた痛みを経験させたくないという強い思いが沸き上がってきたそうです。「『女の子に生まれなければよかった』と後悔してほしくない」という願いから、アンケートを実施され、さまざまな専門家の方々へ取材された知見をもとに、「女の子が生きていていいと思える心の土台や自尊心を育む」ためにできることをお話いただきました。特に、性教育、SNSでの性被害のことは、女の子を育てる保護者だけではなく、男の子を育てる保護者にも知ってほしいとおっしゃいました。

最後に、犬山さんから「どうか、これから羽ばたいてゆく女の子たちが、『女の子に生まれなければよかった』と思わずに、『自分でよかった』って思いながら暮らせますように。そして、私たちも『私でよかった』と思いながら暮らせますように。」という願いを共有していただきました。

第2部 パネルトーク

<トークゲスト> 犬山紙子さん、劔樹人(つるぎ みきと)さん(漫画家・ミュージシャン)

 R7男女共同参画フォーラム写真02


<コーディネーター> 田口香津子(佐賀県立男女共同参画センター館長)

 R7男女共同参画フォーラム写真03

第2部のパネルトークでは、劔樹人さんにも加わっていただき、事前に参加者の皆さんから寄せられた質問やメッセージを織り交ぜながら、お二人のパートナーシップや性別による「らしさ」の押しつけや決めつけ、お子さんとの関わり方、これからのジェンダー平等について考えました。オンラインのため画面越しではありましたが、犬山さんと劔さんがお互いを尊重する様子が伝わってきました。

そして、最後に犬山さんと劔さんより、参加者のみなさんへ向けて「これからめざしたいジェンダー平等な社会や目標」についてメッセージをいただきました。

  • 「自分の人生に自信を持って生きられる社会にしたい」 犬山紙子さん
    私自身も、ジェンダー平等についてはまだまだ完ぺきではなく、学んでいる最中。私の願いは、性別によって「女の子だからこうしなきゃいけない」「男の子だからこうしなきゃいけない」ということで、自分らしく生きられないのではなく、自分の人生に自信を持って生きられる社会にしたい。まだまだ、ジェンダー平等について自分の言葉で発信するのは勇気がいるかもしれないが、みなさんもSNSでジェンダー平等に関する情報に「いいね」をしてみる、ママ友やパパ友、知り合いにジェンダー平等に関する記事をシェアしていくことから始めてみる。私もジェンダー平等のためにできることを少しずつやっていきたい。
  • 「自分の意思を伝えていく」 劔樹人さん
    自分自身の中で、男性の自身が家事・育児をすることがあたり前になっていた。まだまだ社会が変わっていないところがあるので、改めてきちんと伝えていかないといけない。自分の中に他人と比べない、他人の目を気にしすぎないものを持っておくことが大事。ジェンダー平等は、今は揺り戻しの時期にあるようで、ジェンダー平等についてがんばっている人にとってはしんどい時期かと思う。みんなで優しい気持ちを持って、ジェンダー平等を進めるために一歩ずつやっていくしかない。自分たちの世代とは違い、若い世代とってよりよい社会にしたいので、若い世代のことを考えて行動したい。

 R7男女共同参画フォーラム写真04

【参加者の声】(一部抜粋)

  • 自分の人生を生きることと他者のアイデンティティを尊重することは共存できることを実感した。これはやさしい社会をつくる際の大きな力になると実感できました。
  • ジェンダー教育は家庭の中から。実践してみようと思うことが多々あった。
  • アンケートを沢山読んでいただき、日常の何気ない対話にハッと思うことがありました。日常、普通のことに疑問を持つことの大切さを知りました。
  • 女の子を持つ親として勉強になりました。娘との会話が大切だと思いました。
  • ささいなことも流さずに夫婦で対応を考えて実行される姿を見習いたいと思いました。
  • 「これっておかしいよね」と感じることの大切さとそれを他の人と対話していくことの大切さを感じました。 

令和7年度 男女共同参画フォーラム チラシ (3195KB; PDFファイル)

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