令和6年度男女共同参画の視点を取り入れた防災リーダー養成講座

「NOひとりぼっち!防災まちづくり ~私たちができること~」

 佐賀県立男女共同参画センターでは、地域で防災活動をされている方や防災に関心のある方を対象に、「NOひとりぼっち!防災まちづくり~私たちができること~」をテーマとして学ぶ、3回連続の「男女共同参画の視点を取り入れた防災リーダー養成講座」を開催しました。

 本講座は、過去に発生した災害の実態や男女共同参画の視点を取り入れた防災の先進事例から学び、誰ひとり取り残さない安全・安心な災害に強いまちをつくるために、私たち一人ひとりができることを考えるための講座です。

 また、これまで連続講座に参加された方を対象に、「NOぼっち交流会」を開催しています。

 今年度は、唐津市(危機管理防災課・男女共同参画課)と共催で、唐津市で開催しました。


第1回 「地域づくり×防災」 ~楽しく♪笑顔で!互近助づくり~

 講師:柳原 志保さん(歌う防災士 しほママ)

(1月18日 土曜日 13時00分~16時00分 唐津市浜玉公民館 大会議室)


 1回は、2011年の東日本大震災、2016年の熊本地震、そして、2020年の7月豪雨を経験され、地域の自主防災組織役員でひとり親家庭会長として活動されている柳原志保さんに「地域づくり×防災~楽しく♪笑顔で!互近助づくり~」と題してご講義いただきました。柳原さんが家庭や地域で実践されている取組から、多様な立場の住民が参画し、互いに近くで助け合うことができる地域防災の進め方を学びました。クロスロード(防災シミュレーションゲーム)や、エコノミークラス症候群を予防する体操、トイレのワークショップなど、楽しみながら地域で活かせる防災術を教えていただきました。

参加者からは、「具体的で体験型、楽しく教えて頂きとても良かった。」という声が寄せられました。

講義写真講義写真

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第2回 「男女共同参画×防災」 ~その時、被災地で何が起きたのか~

 講師:池田 恵子さん

(静岡大学グローバル共創科学部・同防災総合センター 教授
 
減災と男女共同参画 研修推進センター 共同代表)

(1月26日 日曜日 13時00分~16時00分 唐津市浜玉公民館 大会議室)


 第2回は、「男女共同参画×防災~その時、被災地で何が起きたのか~」と題して、性別や多様な人々の視点からの地域の防災体制作りや防災・復興とジェンダーなどについて調査・研究をされている池田恵子さんにご講義いただきました。

 過去の大規模災害での男女で異なる被災経験と対策から、女性が組織や団体の意思決定の場にいることの意味と重要性を学びました。また、災害時の女性と子どもに対する暴力被害の実態から、私たちができる対策を考えました。

 参加者からは、「災害時に女性の担い手が必要。更衣室、授乳室の設置は必ず必要。日頃からの防災意識を高められるように研修が大事」という声が寄せられました。

講義写真講義写真

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第3回 「学び」を「かたち」に ~防災・減災プログラムづくり~

 講師:小山内 世喜子さん(一般社団法人男女共同参画地域みらいねっと代表理事)

(2月8日 土曜日 13時00分~16時00分 唐津市浜玉公民館 大会議室) 


 第3回は、「学び」を「かたち」に ~防災・減災プログラムづくり~ と題して、これまでの学びをもとに、誰ひとり取り残さないための防災プログラムを考えました。講師には、ジェンダー視点を取り入れた防災教育、避難所運営訓練を実施されている小山内世喜子さんをお迎えしました。

 プログラムを作る前には、小山内さんの能登半島地震における被災地支援の取り組みから、誰一人取り残さない地域防災についてお話がありました。そして、いよいよ、プログラム作りへ。「実現したいこと」「いつ」「どこで」「そのためにやるべきことは」などを考えながら、プログラムを形にしていきました。

 参加者からは、「具体的で分かりやすく、プランの作成までできて良かった。問題点が明確になって良かった。」という声が寄せられました。

講義写真講義写真

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 修了証交付

 講義写真「男女共同参画の視点を取り入れた防災リーダー養成講座」は、参加者のみなさんに、男女共同参画の視点を取り入れた防災を、地域で核となって進めていただくためと、防災リーダー同士の横のつながりをつくるために開催しています。3回の講座すべてを受講された7名に、「修了証」を交付しました。

 また、地域の避難所の運営に男女共同参画の視点を取り入れていただくために、参加者全員に「男女共同参画の視点を取り入れた避難所運営の手引き(佐賀県立男女共同参画センター制作)」をお贈りしました。


NOぼっち交流会
男女共同参画の視点による避難所運営訓練 「みんなでつくろう!安全・安心な避難所」

 講師:小山内 世喜子さん(一般社団法人男女共同参画地域みらいねっと代表理事)

    大坂  美保さん(一般社団法人男女共同参画地域みらいねっと理事)

(令和7年2月9日 日曜日 13時00分~16時00分  唐津市浜玉社会体育館)

 「NOぼっち交流会」では、「男女共同参画の視点による避難所運営訓練」を行いました。

 講師には、「防災と男女共同参画」をテーマに防災人材育成研修やジェンダー視点を取り入れた防災教育、避難所運営訓練を実施されている、一般社団法人男女共同参画地域みらいねっとの、小山内世喜子さんと大坂美保さんをお迎えしました。

 班別の避難所づくりでは、「総務・情報班」、「施設管理班」、「救護班」、「乳幼児世帯班」の4つのグループに分かれ、実際に、段ボールベッドやパーテーション等の防災資機材や、体育館にあるものを使って各班で協力しながら、何もなかった体育館に避難所空間を作りました。その後、設営された各スペースの見学と各班による設営のポイント等を発表していただきました。

 参加者からは、「初めての体験で、やってみないと分からないと実感した。」、「実際に災害にあった時に慌ててしまうので、設営場所や何が必要なのか、気を付けた方がよいことなど、一度体験しておくことで、少しでも落ち着いて対応できると思う。」などの声が寄せられました。

講義写真講義写真

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