令和4年度市町職員研修を小城市で開催しました

行政職員が知っておきたい、男女共同参画の基礎知識

 市町行政において男女共同参画の必要性を理解してもらうため、小城市役所の職員を対象に「行政職員が知っておきたい、男女共同参画の基礎知識」と題し、研修を開催しました。

(令和4年10月4日(火)小城市役所大会議室にて開催)


講義写真1 講義写真2


 講師には、佐賀女子短期大学講師、yorokobi企画代表の池田宏子さんをお迎えし、行政職員に必要な男女共同参画の視点や市民の男女共同参画の意識をどう深めていくかを中心にお話いただきました。


まず初めに、日本の男女共同参画の歴史や、ジェンダーギャップ指数から男女共同参画の現状についてお話いただきました。

 そして、行政職員は男女共同参画の視点を持つことが絶対必要と話され、個人の人権感覚ではなく、国際基準の法律に定められた最新の人権感覚を常に刷新する必要があると強調されました。

 また、なぜ男女共同参画が必要かというところで、男性だけ、公務員だけ、大人だけという「○○だけで社会は作れない」と強調され、私たちは、他人の気持ちに寄り添うことはできても、他人の気持ちを代弁することはできない、だから、より多くの人の意見が必要になることを説かれました。続けて、他市町の取り組みや、審議会・審査会への女性委員の参画について具体的な取り組み方法を教えていただきました。ここでは、多様な意見がよりよい社会を作ることを学びました。

 

 最後にまとめとして、私たちが心がけることとして、4つのポイントを確認しました。

・慣習にとらわれない(人権感覚を常に新しく)

・思ったことは言葉にする(これはおかしいと思ったら口にする)

・世の中は常に変わる、私たちも常に変化する(という意識を持つ)

・社会を変える「力」になる(という心意気を持つ)

 

池田さんからは、「大切なのは、常に新しい情報を持つこと。情報は知識で、知識は財産です。どの課にいっても男女共同参画の視点を持って仕事を進めていただき、市民の先頭をきって男女共同参画の実現を目指してください。」とエールを贈られました。


【参加者の声】(一部抜粋)
  • 行政職員として、「男女共同参画」の意識を高く持つ必要があると感じた。

  • 多様な意見がよりよい社会をつくるため、まずは、男性・女性問わずに意見が出しやすいように雰囲気を作ることが大切だと思った。

  • 会議等で、まずは自分の意見を言うこと。また、自身の業務においては、積極的な情報発信と、情報収集に取り組んでいきたい。

  • 4つの心がけるべきことを意識しながら業務に取り組みたいと感じた。

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