令和3年度「市町男女共同参画担当職員実践研修」を実施しました

 佐賀県立男女共同参画センターでは、アバンセを会場に、県内の市役所や町役場で男女共同参画行政を担当する職員を対象に、年2回の研修を実施しています。今回は、男女共同参画を地域で普及啓発するために必要な「企画力」と「広報力」を身に着けるために、「人が集まる企画とチラシの作り方」と題して開催しました。

   

講師写真

 講師には、NPO法人男女共同参画おおた理事長の坂田静香さんをお迎えしました。坂田さんからは、ご自身の男女共同参画事業の企画や広報等のご経験を踏まえ、企画力と広報力を向上させるためのコツを分かりやすく教えていただきました。また、グループワークでの話し合いを通して、企画と広報は掛け算であり、どちらが欠けても集客はできないことを学びました。

 坂田さんは、ボランティアスタッフとして男女共同参画との関わりをスタートされ、現在は、男女共同参画おおた理事長としてご活躍されています。ご自身のご経験と、事業の企画運営をされている「エセナおおた」での女性の人材育成に関する実践事例から、女性の参画を促すアプローチ方法も学ぶことができました。地域で啓発普及するためのポイントとともに、男女共同参画を推進するための女性の人材育成についても学べる良い機会となりました。

 最後に、人が集まる講座を企画するために大切な、次の3つのポイントを確認しました。

  1. 対象者を絞る
  2. 対象者の心に響く、ゴールの見えるタイトルをつける
  3. 担当者の熱意と努力

 坂田さんからは、「『最後は精神論か』と言われるかもしれませんが、担当者の熱意と努力に勝るものはありません。みなさん頑張りましょう。」と参加者にエールを贈られました。

男女共同参画社会をつくるために、「何をゴールにするのか」「誰に来てもらいたいのか」を明確にし、参加者自身にゴールが見えるような広報を行うことの大切さを学ぶことができました。

*令和3年6月30日(水)実施

講座の様子講座の様子

【参加者の声】(一部抜粋)

  • セミナーを企画する際のポイントがよく分かった。まずは、リサーチ。ここを大切にしていきたい。
  • 話が上手で理解しやすく、ポイントも分かりやすかった。男女共同参画の視点もありとても参考になった。
  • 男女共同参画とは何かを常に心に留めながら取り組むこと。男女間格差の是正を中心に捉えることを忘れてはならないと思った。

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