男女共同参画センター 

「三世代同居における子育ての真実に迫る」調査研究報告会を開催しました

平成23年度 県民グループ調査研究支援事業 

 

 アンケート調査やインタビュー調査など、県内で実施される男女共同参画に関する調査研究活動をアバンセがバックアップする「県民グループ調査研究支援事業」において、調査研究成果の報告会を開催しました。

 NPO法人佐賀県放課後児童クラブ連絡会による調査研究報告の一部をご紹介します。  

     (平成24年3月17日開催)

 


三世代同居における子育ての真実に迫る
  ~小学生の子どもを育てる母親40人の声をきいて~

 

【報告要旨】

 報告会会場写真.bmp

 この調査は、三世代同居の現状を知り、家族の声を聞き取ることで、よりよい子育て環境づくりに向けた一歩を踏み出したいと取り組みました。三世代同居を勧めるものでも、否定するものでもありません。

 なぜ母親の声を聞きたかったかというと、まず、放課後児童クラブの中で、子どもに困りがあった時、「お母さんには言わないで!」と、口にする姿が以前より多くみられるなど、日頃の子どもたちの様子に変化を感じることがありました。また、私たちの職場に三世代同居をしているスタッフが多く、三世代同居に関する私たちの様々な困りごとは、社会の課題でもあるのではないかと考えたからです。

 

 今回の調査では、聞き取りの前にまずアンケート調査を実施しました。子育てにおける主な相談相手を尋ねたところ、夫を挙げなかった人が複数回答にもかかわらず4分の1もいました。また、聞き取り調査の中で、家族で主に家事を担う人を尋ねました。洗濯については、干す、取り込む、たたむ、しまう、と工程別に細かく聞いていきました。しかし、全体的に祖父と夫の出現率はとても低い結果になりました。

 大きなテーマを掲げて調査を始めましたが、なかなか真実には迫れませんでした。核家族との比較をしなかったことや、同居にいたるまでの家族の背景などを聞き取れなかったこともありますが、初対面ではそう簡単に話してもらえないということもわかりました。石橋理事写真.bmp

 

 子どもにとっていちばん身近である家族の中のコミュニケーションは、豊かであってほしいと願います。三世代同居での夫婦の関係性が子育てに影響するという部分は否めないのではないかと思います。また、夫が家事をしていないほど、関係性が難しくなるのではないでしょうか。まずは固定的役割分担意識の解消が急がれるべきだと思います。

 昔は家族や親戚が多かったのですが、今では両親のきょうだいも少なくなっています。社会が意図的に家族を開くように働きかける時代がきています。家族それぞれが社会で自分を生かす場所を持つことが必要です。よりよい家族をつくることが、子どもたちのよい育ちにつながっていくのではないかと思います。

 

写真: NPO法人佐賀県放課後児童クラブ連絡会理事 石橋裕子さん

 

上記の内容は、報告会におけるNPO法人佐賀県放課後児童クラブ連絡会の調査研究報告をアバンセ事業部でまとめたものです)

  


 H23報告書縮小2.bmp

 

 

この調査研究報告書は、アバンセ1階の情報サービスフロア

佐賀県内の図書館などでご覧ください。

(希望者への配付は平成27年3月で終了しました)

トップへもどる