性感染症について
性感染症について
性感染症は性的接触を介して感染するものであり、誰にも感染する可能性があります。
性感染症には10種類以上の病気がありますが、感染しても無症状であることが多いため、治療に結びつかないだけでなく、自分の知らない間に他の人に感染させてしまうことがあります。
下記以外にも、性器ヘルペス、尖圭コンジローマ、毛じらみなど多くの種類があります。
性器クラミジア感染症
クラミジア・トラコマティスという菌が引き起こす、日本で最も多い性感染症です。
女性は、感染しても自覚症状に乏しいため、医療機関への受診に至らないことがあります。
おりものが増加したり、不正出血、下腹部痛を伴うこともありますが、軽度で見過ごされることもあります。
感染が体内で広がると、肝臓の周囲に炎症をおこして、強い上腹部痛を覚えることもあります。
そして、治療をしないまま放置すると、不妊などの原因になることもあります。
淋病感染症
淋菌感染症は淋菌の感染による性感染症です。
女性は症状が軽く、また性器クラミジア感染症と同じような症状を伴うこともあります。
感染が体内で広がると、肝臓の周囲に炎症をおこして、強い上腹部痛を覚えることもあります。
そして、治療をしないまま放置すると、不妊などの原因になることもあります。
梅毒
スピロヘータの一種である梅毒トリポネーマの感染によって生じる性感染症です。
感染後3週間程度の潜伏期を経て、様々な症状が徐々に現れます。
なお、感染しても症状がない無症候梅毒もあります。
第1期(~3週):痛みのないしこりや、痛みのないリンパ節の腫れなど
第2期(3~12 週):ピンク色の円形のあざ、赤茶色の盛り上がり、円形の脱毛症状など
第3期(感染後3年以上):大きいしこりなど
第4期(感染後10年以上):心血管症状、神経症状、眼症状など
HIV/エイズ
エイズとは、HIV(ヒト免疫不全ウィルス)に感染することによって引き起こされる病気です。
感染すると、人間の免疫力が破壊されて、体の抵抗力が低下し、様々な感染症などにかかります。
症状としては、発熱、体重の減少、寝汗、全身倦怠感などがあり、多くの場合、これらの症状の後にエイズが発症します。
エイズは、感染症の総称ですが、感染症の種類によって、発熱、咳、痰(たん)、息切れなどの呼吸症状や、消耗性の下痢などの消化器症状、意識障害、認知症(痴呆)などの神経症状もみられます。皮膚の症状(帯状疱疹、カポジ肉腫など)としてあらわれることもあります。
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性暴力救援センター・さが
(さがmirai)
Cure Time(キュアタイム)