さが県政出前講座「多文化共生について」(9月24日)を開催しました

佐賀市立春日公民館「多文化共生について」

(講師:県地域交流部国際課)

さが県政出前講座では、佐賀県の取り組みを広く県民のみなさまへ知っていただくために、県職員が「あなたのまち」まで伺い、無料で講座を開催しています。


春日公民館外観


9月24日(木)10時より、佐賀市立春日公民館「ハッピーライフ教室」に於いて、さが県政出前講座「多文化共生について」の講座が行われました。


はじめに県国際課多文化社会コーディネーターの北御門さんより、佐賀県における多文化共生の取り組みについて話を伺いました。


講師北御門氏説明の様子


佐賀県では平成27年から28年にかけて在住外国人の伸び率が全国1位となり、この頃から外国人支援の動きが広がってきたそうです。令和2年1月1日現在で県内在住外国人は県人口の約0.9%(約110人に1人が外国人)を占めています。国籍ではベトナムが最も多く、次いで中国というデータに驚きの声があがりました。講師の北御門さんは「外国人の約63%は簡単な日本語なら話すことができます。理解しやすい標準語、やさしい日本語で話しかけて」と呼びかけられました。また、大雨や台風等災害時の防災用語や避難情報の内容を理解できずに戸惑う外国人が多いことをあげられ、困っている外国人への地域のサポートをお願いしたいと述べられました。


次に、佐賀県国際交流員のお話を伺いました。

▼佐賀県国際交流員 ファングエン アントゥイットさん(ベトナム)

ファングエンさんの話

説明の様子2


▼佐賀県国際交流員 クク ミジンさん(韓国)

ククさんの話

説明の様子3


現在、佐賀県には3名の国際交流員が在籍し、通訳や翻訳等の国際交流活動に従事しています。今回はベトナムと韓国の国際交流員お二人から話を聞くことができました。それぞれの国の紹介に加え、ベトナムにはゴミを分別する習慣がなく、佐賀で暮らし始めた時にゴミの細かな分部作業に戸惑ったファングエンさんの話や、高校時代に出会った日本人講師の話を聞いて日本に興味を持つようになったというククさんの話に、参加者のみなさんは真剣に耳を傾けていました。


話を聞く参加者


グループワークの様子ワーク1ワーク2


講座の後半はベトナムと韓国のグループに分かれてのフリートークタイム。食べ物や日常生活の話に花が咲き、似ているところや違うところに大きくうなずいたり、驚きの声があがったりと盛り上がっていました。初めは『やさしい日本語』で話していた参加者のみなさんでしたが、いつの間にか『佐賀弁』もちらほら。それでも佐賀弁もしっかり勉強している国際交流員のお二人は、質問にもバッチリ答えてくれました。


いまや外国人も佐賀県の産業を担う一員であり、同じ「町民」「市民」「佐賀県民」です。やさしい日本語を使ってコミュニケーションを図り、地域をつくる「お隣さん」として交流を深めること。違いを受け入れ共に変化するのが「共生社会」であり、それが持続可能な地域づくりにつながることを学びました。


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