生涯学習関係職員実践講座(基礎編2)報告

佐賀県立生涯学習センターでは、生涯学習・社会教育関係職員に必要な知識や実践力を身につける
「生涯学習関係職員実践講座」(基礎編・実践編・課題編)を行っています。

基礎編2は7月25日に開催しました。

地域課題を捉えた学習プログラムづくり

地域によって異なる様々な課題やニーズをどう捉え、企画・運営していくのか。地域社会の現状や、地域へ及ぼす効果を踏まえた学習プログラムづくりを学ぶ講座を開催しました。


1 ここが肝心!学習プログラムづくりのポイント
  ~社会教育事業や地域での取り組みの推進に向けて~

生涯学習に関わる職員や学生の研修や研究に携われている大分大学高等教育開発センターの岡田教授を講師にお迎えし、講義やワークをとおしてご指導いただきました。

【講師】岡田 正彦さん (大分大学高等教育開発センター教授)


岡田さんは「地域課題を方策する際には、課題に直面している当事者は誰なのか、ターゲットを明確化し、戦略を立てていくことが大切です」と説明されました。

「人口減少や担い手不足など『無いもの』に目をむけるのではなく、地域資源や教育資源などその地域に『あるもの』に視点を置き、有効活用する思考が必要です。そして、講座の終了がゴールではなく、その後の取り組みにつながるように支援し、人的ネットワークの形成や参加者の実践につながる次への波及効果を生み出す展開までを考慮し、企画することを心がけてほしい」と呼びかけられました。

2 地域課題を捉えるには ~参加型学習で見つける地域の姿~

後半はアイスブレイクで「ペーパータワー」を体験しました。20枚の用紙を使って、どれだけ高いタワーが作れるかをグループごとに競います。短い時間の中、作戦や試行錯誤の声が飛び交い、意識が1つのタワーに集中。チーム感が高まったところで、メインの学習プログラムづくりが始まりました。

 まずは課題だと感じているテーマについて、それぞれ個人で学習プログラムを作成しました。

「『過疎化をとめる』のは難しくても、『転入人口を増やす』や『住民の地域活動を増やす』など、過疎化によって引き起こされる『問題』を切り口にすると考えやすい」など、講師から課題の捉え方のアドバイスを受けながら、企画を立てていきました。

そしてその案をグループ内で共有すると、今度はグループで1つの企画を選んで案を出し合い、企画を練り上げていきました。

発表は1人が説明で残り、他のメンバーは興味のある企画グループへ移動。全体での発表とは違い、発表後すぐ質疑応答ができ、発表者との距離も近く気軽なため、多くの意見が飛び交っていました。また、発表者も意見をもとにさらに自分の考えを深めたり、新たな視点を得て、よりよいプログラムに変化していくのを感じられる機会となりました。

 

 

 


参加者の声 (講座アンケートより抜粋)

  • 初心者(7月異動)の自分にも公民館の求められている位置や意義がよく分かりました。すごく分かりやすくておもしろくて、やる気の出る研修でした!
  • 先生の声も聞き取り良く、内容も盛りだくさんでよかった。地域課題に基づくプログラム作りの方法を手順をふんで教えてもらい、参考になりました。
  • グループワークなど意見をまとめる手法が学べてよかったです。
  • みんなで現状をじっくり見据えて、建設的な取組みを考えらました。
  • 個人の意見を聞いて、それに対してグループ全員から意見(アドバイス等)をもらえて、より具体的になる作業がよかったです。



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