家庭教育支援者リーダー等養成講座第2回報告

令和元年度の家庭教育支援者リーダー等養成講座は「親と子の力を引き出す支援を目指して」と題して、連続8回講座で開催しました。家庭教育支援や子育て支援に関わる活動をされている方を対象に、これからの時代を見据えた支援のあり方について一緒に考えていきました。


講座チラシはコチラをご覧ください(令和元年度家庭教育支援者リーダー等養成講座) (1324KB; PDFファイル)

第2回 親と子の力を引き出す支援とは

開催日時:10月11日(金)13時30分~16時30分


2回目は宮崎国際大学教授の相戸晴子さんを講師に迎え、これからの講座の基礎的な手掛かりとなる「家族理解」「子ども理解」について学びました。

相戸先生1

【講師】相戸晴子さん(宮崎国際大学教育学部児童教育学科教授)


初めに相戸先生より「社会が変容していく中で考えなければならないことがたくさんありますが、答えがすぐに見つからなくても、みんなで一緒に考えていくことが大事なことです」と話があり、講座のサブテーマ『状況を見据えた支援のあり方を考えよう』にあわせ、たくさんの何だろう?(家とは、家庭とは、家族とは、子どもとは、発達とは)を考えていくワークに取り組みました。

ワークの様子1

ワークの様子2ワークの様子3


相戸先生は講座の中で、子どもの自立に対する親や大人の関わりについて「しつけ糸」をたとえに話をされました。「本縫いをするのが子どもだとすれば、親や周りの大人は仮縫いで方向性を示してあげてください。最初は不慣れでジグザグ縫いでも、子どもが自分で本縫いを経験することでたくさんの気づきや学びを得ることができ、その経験が自立へとつながっていきます。この時、親や大人の仮縫いは『あえてざっくり縫う』『本縫いのあとに、跡形もなくしつけ糸を抜くことが前提』であることを常に意識しておくことが大切です」と話され、親の自立支援の場合も同じ(親が本縫い、支援者がしつけ糸)と受講者に語られました。


また、家庭教育が困難になってきている社会において、親の家庭教育力を育むために大事な点を次のように示されました。

・答えを教えてあげる、支えてあげる、助けてあげるのではなく「親達の語り合いの支援(共同学習)」が大事。

・親達が語り合って子どもを理解し、発達段階に応じた関わりをするために常に「場を設ける」ことが大事。

・親達が自信をもって楽しく子育てができるような支援のスタンスは、上からの支援ではなく「下からの後方支援」であることが大事。


最後に、家庭教育支援者としてこれまでの自分の経験や価値観だけに捉われず、家族の状況や家庭を取り巻く環境についての考えを更新していくことは大切なことだと呼びかけられました。



講座の感想(アンケートより抜粋)

・家族、家庭、遊びの意味を考える良い機会でした。

・家族が多様化している中、子どもが健やかに成長していける場所や遊びを提供していきたいと思いました。

・過去、子どもは子どもという扱いではなかったことを知りました。今、子ども時代を過ごしている子どものためにも、やるべきことがたくさんあると感じました。

・親は子どもに方向性を示し、あとは子ども達が考えてできるようになるのを見守る「しつけ糸」の話は、支援者にもあてはまると感じました。

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