まなびチョイスセミナー Labocafe Vol.6 「まなびをトコトン楽しもう♪」

第6回目「トコトン 織り織り♪緞通タペストリー」(1月18日開催)

2040歳代の方を対象に、“学び”と”出会い”の場を提供してきたLabocaafe(ラボカフェ)も今年で6年目。

今年度の最後を飾るのは「トコトン織り織り♪緞通タペストリー」です!

参加された皆さんが、新しいことにチャレンジする時の“ドキドキ”を“ワクワク”に変えて、まなびをトコトン楽しんでいる様子をレポートします♪

チラシはコチラ


 


            講師:ikoe 岩永 英子さん


今回、講師としてお招きしたのは「ikoe」の岩永英子さんです。

岩永さんは、女子美術大学在学中に職人の仕事に惹かれて洋画から版画に転向。卒業後は約6年、鍋島緞通の工房で織師として勤務されたそうです。その頃に触れた海外の織物が、300年前に大陸から伝わった、鍋島緞通の結びの技術と同じであることに魅せられたと話されました。

人に愛され続けた織りを今に伝えたいとの気持ちで、緞通の技術と様々な素材のアクセサリー類の製作、ワークショップを中心に活躍の場を広げていらっしゃいます。


アイスブレイク

この日参加された皆さんは「初めまして」の方ばかり。緊張した気持ちを解きほぐすために、自己紹介の中で、この講座に興味を持ったきっかけを話していただきました。


  


すると面白いことに、デザインやモノづくり、織りなどに携わった方が多く、「緞通タペストリー」というキーワードで、見事に指先の器用な方々が集まられていることが分かりました!

笑いも交えた自己紹介で会場も一気に和やかな雰囲気になり、周りの方と交流しながら、楽しく「緞通タペストリー」のスタートです。

 

ワークショップ

岩永さんによると、基本的に絨毯などの手織りの折り方は、縦糸に糸を結んでパイル(毛足)を作り、糸を結んでは切って、という作業の繰り返しだそうです。

まずは、岩永さんが作ってこられた縦糸を通した織り機に、パイルを作る手順を練習しました。


    


縦糸は2本がセットになっていて、通し方を間違えるとパイルができません。
さっそく皆さんは、岩永さんが描かれた織りの図解だけでなく、糸の通し方の模型も参考にして真剣モード!


    


一通りパイルの作り方をマスターした後は、タペストリーのベースとなる糸と、それに合わせたパイルの糸選びです。

今回、岩永さんがご準備されたベースの糸は、茶色と白の2色です。どちらかを選べたのですが、なんと、全員が白色を選びました!

次にパイルとなる糸を2~3色選ぶのですが、たくさんのきれいな色や様々な素材の前で、皆さんはどれにしようか迷われていました。

岩永さんは「最初に完成図を思い描いて、それを目指しながら織るのではなく、織りながら配色を考えていきましょう」とアドバイスされました。


それから一段目のパイル作りに取りかかり、束ねた毛糸の通し方や、パイルをどのくらいの長さに切るかなど、それぞれに考えながら作業を進めました。

岩永さんは「糸を通し間違えるなどの構造上の間違いさえなければ、パイルの長さなどは後で調整ができます。配色や糸の長さには正解、不正解はないので、様子を見ながら自分の好みを見つけて作っていってください」と話されました。


    


一段目のパイルが出来上がると、横糸を通す作業です。織り機の右側から板木(横糸が通っている板)を通した後、今度は下糸をすくいながら左側から板木を通しました。ここまでの作業が1セットです。あとは、ひたすらこの作業を繰り返しました。

岩永さんは皆さんの手元を見守りながら、鍋島緞通に「トルコ結び」のほかに「ペルシャ結び」があることや、織物の裏側を見ると、どのように織ってあるのかが分かることや鍋島緞通の図案がどのようになっているかなどを教えてくださいました。


皆さんは絶えず手を動かし、岩永さんの織物の話や経験されてきたことに耳を傾けながら、笑ったり、質問やおしゃべりをして、一時間ほど織りの時間を楽しまれていました。

また、織ることに慣れてくると、だんだんと配色やデザインにアレンジを加える方もいらっしゃいました。


  


最後は、針と糸を使って端の始末をし、木の枝にぶら下げたら緞通タペストリーの出来上がりです♪

参加された皆さん全員が、同じ白の糸をベースにしましたが、どれとして同じ配色はありません。

個性が光る「世界に一つだけの緞通タペストリー」に仕上がり、「さっそく家に飾ります」「母にプレゼントします」「自分でも作ってみます!」との声が上がっていました。



参加者の声(アンケートより抜粋)

・先生がご自身の経験をもとに、お話しと指導をされていたのがよかったです。

・集中しました。とても楽しかったです!

・とても分かりやすく、しかも手で簡単に織ることができ楽しく製作できました。

・初めてのことでしたが、思ったよりやさしくできて集中できました。

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