平成29年度 生涯学習関係職員実践講座(課題編①) 報告

佐賀県立生涯学習センターでは、生涯学習・社会教育関係職員に必要な知識や実践力を身につける
「生涯学習関係職員実践講座」(基礎編・実践編・課題編)を行っています。
2月9日(金)に、課題編①講座をアバンセにて開催しました。

未来の希望をつなぐ 地域づくりの処方箋 ー今こそ、「公民館」再考!ー

講師今回は、地域づくりを担う公民館の役割や住民主体の課題解決に向けた取組みのあり様などに理解を深め、公民館での学びと実践について考えました。



【講 師】木下 巨一 さん
(長野県教育委員会 文化財・生涯学習課 企画幹)

講義 「住民の学びと自治が育む地域づくり」

講師の木下さんは長野県飯田市職員として20年以上、社会教育や公民館の仕事に携わられ、飯田市公民館の副館長を務められた後、現在は県内各地の公民館などの現場を訪ねられているそうです。
講座では、主に飯田市の公民館活動の事例や、地域における次世代育成の取組み、公民館活動と住民自治、地域での公民館主事の学びなどについて、具体的なエピソードを交えてお話しいただきました。

その中で、『公民館は自治の担い手(住民)と支え手(職員)を育てるところ』という言葉を紹介され公民館で重ねる学習や活動を通して、地域課題に主体的なまなざしで取組む住民が育つこと、地域のために住民と一緒に働くことで職員は学び育てられるのだと教えていただきました。
行政職員であり公民館職員でもあり、公民館活動の実践者としての視点からの話は、参加者にとって気づきと共感のポイントがそれぞれにあったようで、現場での仕事につなげていきたいという声がたくさん聞かれました。

講義1講義2

 

講座の後半はまず、前半の講義を受けて、参加者それぞれの「スッキリしたこと」「モヤモヤしたこと」を全体で共有しながらふり返りをしました。

“モヤモヤ”(疑問)に対して講師から答えていただく中で、
『失敗を積み重ねる中で新しい取り組みの形ができた。途中でくじけないために、ゴールイメージを持ち続けることが大事』
『地域には何かしたいと熱意を持つ人が必ずいる。公民館はそんな人たちの掘り起こしと出番づくりの場』
など、公民館の仕事のあり様について大事なことをお話しいただきました。

次に、「えんたくん」という円卓ボードを囲んで、グループワークをしました。
『地域の学びを促すための仕掛けや切り口となるアイデア』『”ぶれない”公民館とは』というお題で、お互いの顔と膝をつき合わせる距離感で話し合いました。
グループからの発表では、「楽しい」「みんなで一緒に食べる」「五感を刺激するモノを使う」などの学びを促すきっかけや、「地域の人の話を聴く・受け入れる」「みんなが立ち寄りやすい」「地域の茶の間」といった目指す公民館の姿など、さまざまな意見が出てきました。
最後に、「公民館職員には、地域の人たちの声を『言語化』『意味付け』する役割と力量が求められる。もともと地域にあるものが顕在化していく道筋にどう寄り添えるのか、心に留めてほしい」とエールを送られました。

ワーク1ワーク2
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参加者の声 (講座アンケートより抜粋)

・長野県の公民館の取組み、視野の広さ、考えの深さに驚いた。具体的な話で大変参考になった。
・たくさんのヒントを得ることができた。自分の地域の現状に合わせて、できることをやってみたい。
・公民館職員としての仕事の仕方についてあらためて確認できたり、やってみようと思うことがあった。
・地域自治を支える人間なのだということを意識して、これからの仕事に臨みたい。
・自分たちの主事会での話し合いの場をもっと活発にしたいと思った。

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