平成29年度 生涯学習関係職員実践講座(基礎編①) 報告

佐賀県立生涯学習センターでは、生涯学習・社会教育関係職員に必要な知識や実践力を身につける
「生涯学習関係職員実践講座」(基礎編・実践編・課題編)を行っています。
6月16日(金)に、基礎編①講座を鳥栖市を会場に開催しました。(共催:鳥栖市教育委員会)

アクション!社会教育ことはじめ 地域の未来を形づくる社会教育

 講義「社会教育って何? ー基本的理念と現代的役割・職員の仕事ー」

講師

 今、大きな転換期にあるといわれている社会教育。講座では「そもそも、社会教育とは何なのか」を捉え直し、その仕事に関わる職員に求められる役割をふまえて、地域の未来のために何ができるか、何をすべきかを考えていきました。



【講 師】上野 景三(佐賀県立生涯学習センター 事業統括、佐賀大学大学院学校教育学研究科 教授) 
 
前半の講義では、「多様な捉え方があり、多様な理解の仕方がある」という社会教育について、通俗的、歴史的、法制度的な側面からの解釈を聞きながら、その理念や現代社会における役割を学びました。

『最近、マッチを使いましたか?』

『この一週間で、家庭や職場以外で何人の子どもと会って話をしましたか?』
『仕事以外で20人~30人が集まって、話し合う機会はありますか?』

といった講師の問いかけに、参加者が自身の生活をふり返りながら考えました。

講師が見聞きしたことや、今の子どもや学生たちの姿もふまえながらの話から、時代の変化によって、かつては「当然」だったことが少なくなった社会の現状や、世代によって経験や認識のズレがあることを目の当たりにしました。

社会教育は「人を育てること」とも言われます。身体を健康にすること、子どもの安全を守ること、民主主義的なルールを学ぶこと、生活していく上で必要なことを体験しながら学ぶこと。社会教育の役割は、そういった機会を意識的にコーディネートして作り、社会に促していくことです。そして、公民館などで成される活動にはそのような視点が盛り込まれることが大事であると理解を深めました。
最後に、「社会教育、公民館の仕事は、相手の世界を切り拓いていくことができる仕事。だからこそ、人との関係性を大切にしながら、相手のためにできることを考えてほしい」と呼びかけました。

講義1講義2

ワークショップ「社会教育と地域の未来」

後半は、6つのグループに分かれてワークショップを行いました。 
『5年後の地域はどうなっていたら良いか』というお題に対して、理想の地域の姿について意見を出し合い、次に『5年後の地域のために私たちは何ができるか』というお題には、それぞれが今の立場でできることを具体的に考え、グループで話し合いました。その後、どんな意見やアイデアが出たのかを各グループから発表してもらい、全体で共有しました。
最後は、自分が地域でこれから実際にやってみること、さらに力を入れて取り組むことについて書き出し、グループメンバーに向かってアクション宣言!みんなでその第一歩に拍手を送り合いました。

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参加者の声  (講座アンケートより抜粋)

・ 「社会教育とは」について改めて学べて、考えることができた。
・自分が当たり前だと思っていたことは、世代が違うと体験していないことに気づかされた。
・グループワークで他市町の職員の多様な意見が考えが聞けて、有意義な時間だった。
・今までの取り組みがまだまだ浅かったと感じた。明日からさらに高めていけるように今回の学びを生かしたい。
・地域の中にコミュニケーションの場を広めたい。小さなことから取り組んでいこうと思う。

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