県民講師基本とスキルアップ講座を開催しました【第3~4回】
好きを伝える!講師デビュー 6つのステップ【6回連続講座】
好きなことや経験したことを活かして講師として活動をこころざす方を対象に、講師に必要な企画力や話し方等を学ぶ6回連続講座を開催しました。(5/30~9/12)
第3回は企画の立て方、第4回はチラシのデザインを学びました。
講座のチラシはこちら→ チラシ(1084KB; PDFファイル)
第3回 できるコトをカタチにする
【メイン講師】福成 有美さん(株式会社アテンド代表取締役社長)
前回のおさらいからスタート。できるコトを探るワークでは、前回を思い起こしながら今日の学びへとつなげていきました。板前さんだから「料理教室」ではなく、「良く切れる包丁の研ぎ方」や「パパが釣った魚の取り扱い」でもアリなのだと、柔軟な発想で捉える大切さを意識しながら、できるコトを考えていきました。


「講座はプレゼント、そしてそのデザインが企画です」と福成さん。好きな人の誕生日会(B.D.)計画を例に、どんなB.D.会にするかをそれぞれ書き出していきました。
『手作りケーキ&1日母は怒らない(母の修業)』子どもへのB.D.企画
『サプライズ旅行&1年の抱負宣言付き』旦那さんへのB.D.企画
など、企画者の愛のこもった話を聞きながら、相手への思いやりがカタチとなって表れるのが企画だということに気づき、受講生からは「講座の企画の仕方が良くわかりました」「講座を作るカギが分かった気がします」との声が上がっていました。
講座のタネを集めてプレゼント
メンバーチェンジをしたあと、講座のタネを書き込んだシートを見せながら1分間プレゼンを行い、質問やアドバイスなど意見交換を行いました。会場からは「なるほど~」「そっか~」と、自分では気づかなかった視点を発見するなど、相手に伝えるコツをつかんだようでした。
福成さんからは「どんなに思いがあってもカタチにしないと見えにくいもの。どんなストーリーなのか相手が受け取りやすいように企画して、どうしたら喜んでもらえるかを想像しながら、あなたのタネを育てていただきたい」とメッセージを送られました。
・他の人の話を聞いたり意見をいただいたので、少し方向性が見えました。
・最後のディスカッションはとても役に立ってよかったです。
・漠然としてた物が少しずつ足りない部分も明確になってきて勉強になりました。
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第4回 伝わるチラシをつくる
この回は、ゲスト講師のHONOTAdesign伊藤友紀さんをお招きし、チラシの作り方を教えていただきました。
「シンプルが大事」と伊藤さん。この日のTシャツは自作で、佐賀をテーマにデザインし、「佐賀Tシャツマーケット」で売上1位になったとのこと。「soigi(さよならの意味)」と書かれたシンプルなデザインから伊藤さんの思いが伝わります。
企画とは
「それを求めている人に何の価値を与えられるか」
「潜在的に心のどこかにあるニーズに訴えかけることができるか」
が大切です。


「つかみがないとすぐゴミ箱行きになるチラシ。デザインは、カタチにするだけでなく、ターゲット(誰)にどんなことを伝えたいかを考えることが大事です」と伊藤さん。参考に自作のチラシを見せながら教えていただきました。
手書きでラフを書いてイメージを膨らませた後、パワーポイントでチラシ作成に挑戦。初めは戸惑っている様子の受講生も、伊藤さんや福成さんのアドバイスを受けて徐々にイメージがカタチになっていきました。
最後に福成さんは、伊藤さんの講義ポイントを
イラスト付きの板書でまとめられました。
★講座の感想・気づき
・「シャレたデザイン」を目指すより「伝わるチラシ」を作る方が大事だったんだなぁ…と分かりました。
・コンセプトをたくさん練り直して、いろいろなキャッチコピーも考えてみようと思いました。
・パワーポイントは未開拓の分野でした。使いたいと思っていながらもとっつきにくかったのですが、今回の講座でチラシ作りに自信が持てました。
・みなさんのチラシを最後に見ることによって、とても勉強になり参考になりました。