県民講師基本とスキルアップ講座を開催しました【第1~2回】
第1回 好きなコトからはじめる
【メイン講師】福成 有美さん(株式会社アテンド代表取締役社長)
「自分が愉しむことが大事」と福成さん。「『愉しむ』は、自分自身の感情の中にある苦しい、辛い等の感情も含んで味わうことです。自分の中のワクワクに目を向けて、これまでしてきたことや好きなことを相手に伝えられるよう、一緒に学んでいきましょう」と呼びかけられました。
輪になって共有タイム
皆さんの顔が見えるように車座になり、1人ひとり自己紹介しながらみんなの「好き」を共有しました。福成さんは、「1分間と短い時間ですが、挨拶で心の距離を縮め、相手にもっと話を聞きたいな、また会いたいなと思ってもらえるよう、余韻を残すように心がけることも大事です」と、講師としての心構えについてアドバイスされました。人前で話すのは緊張しますが、紙に書いたことを見せながらだと話しやすく、受講生の皆さんはイキイキと話されていました。
先輩講師にインタビュー
当講座を受講後、「県民講師チャレンジ講座」に挑戦された県民講師の、大和優貴さんと山口るり子さんのお二人に、ご自身の経験談を語っていただきました。「ここは学びの場、失敗していい場所です。失敗を恐れずこの講座でどんどん発言して、挑戦することで次につながりますよ!」「 県民講師チャレンジ講座を経験すると講座一連の流れが分かり、次からはスピーディーに対応できるようになりました」など、それぞれが講師デビューで感じられた成果と課題を随所に散りばめながら、受講生へのチャレンジを後押ししていただきました。
★講座の感想・気づき
・好きを伝える事、大事だなぁと思います。アイスブレイク、勉強になりました。
・時間があっという間に終わりました。先輩講師の初めての講座体験談が参考になりました。
・勇気をもらえました。知識を与えるだけの講座ではなく、参加者が参加していくようなスタイルが良かったです。
----------------------------------------------
第2回 してきたコトをさがす
【特別講義 上野 景三(アバンセ事業統括)】
生涯学習の基本理念と講師の意義についてアバンセ事業統括による特別講義を行いました。「生涯学習という概念は孔子の時代からあり、人間は生涯にわたって完成されていく存在です。変化する時代とともに新しい技術や知識を絶えず吸収していきましょう」と話しました。
また、鉄棒の逆上がりを例に、「分かるコト、できるコト、教えるコトはそれぞれ違います。皆さんにはこれまで蓄積してこられたスキルがありますが、それを人に伝える、分かってもらえるようになるには少し距離がある。この講座で自分自身と向き合い、自分が持っている世界を楽しみながら、目指す講師像へと距離を一つずつ埋めていきましょう」と呼びかけました。
してきたコト→できるコト
脳内マップでワタシを探究
ワタシ構成要素探究シート(脳内マップ)に書き出し、自分がしてきたコト、できるコト、ワクワクするコトなどについて「~というと?」、「どんなエピソードが?」と質問し、どんどん思いを引き出していきました。受講生からは「自分が思っている自分と、他の人から見た自分との違いが少し分かったような気がしました」といった、気づきの声が寄せられました。
★講座の感想・気づき
・出来ることと、教えることは違う。自分のやりたいを書きだして、他者の興味を引くものにしたい。
・自分のことのまとめ、他の人の話がとても参考になりました。
・分かりやすく伝える方法、引き付ける話し方をするには…考える機会になりました。