令和2年度 政治参画セミナーを開催しました

パリテ(50/50)議会をめざして
~暮らしの中で女性の政治参画を考える~

政治分野(政策・方針決定過程)における男女共同参画を進めることを目的に、セミナーを開催しました。

(1)10月31日(土)13時30分~15時30分
講義「パリテ(50/50)議会をめざして」

  • 講師 富永桂子さん(福岡大学非常勤講師、福岡・女性議員を増やす会代表)

1031講師写真新型コロナウイルスに対し、世界ではドイツのメルケル首相をはじめ女性リーダーが実力を発揮していることや、国内でも女性議員が多い自治体を例に、女性の政治参画の必要性についてお話いただきました。女性議員が増えると政策の優先順位が変わり、ハード面に加えソフト面が重視され、これまで以上に自治体の政策課題を広くカバーでき、議会の多様化・活性化につながっているとのことでした。

福岡の政治スクールでの取り組みや国内外の調査結果をもとに、日本版パリテ法:「政治分野における男女共同参画の推進に関する法律」を実効性のあるものにしていくための取り組みについても紹介していただき、参加者が考える機会となりました。

(2)11月14日(土)13時30分~15時30分
パネルトーク「暮らしの中で女性の政治参画を語る」

  • パネリスト  平野みどりさん(元熊本県議会議員)
           山川美幸さん(「パリテ・ウェーブ・フロム福岡」編集長)
  • コーディネーター  富永桂子さん(福岡大学非常勤講師、福岡・女性議員を増やす会代表)

平野さんには、熊本県議会議員になったきっかけをはじめ、ご自身も障害をお持ちであることから、合理的配慮に目を向け、女性や障害者、外国にルーツを持つ子どもたちへの支援など常に市民団体と連携し、議員活動されてきたことを中心にご紹介いただきました。

山川さんには、ご自身が編集長を務められているフリーペーパーの創刊のきっかけや深い思い、多くの人に手に取ってもらうための誌面の工夫などをお話いただきました。
お二人の話からは、議会で多様性を反映させる大切さや政治に関心を持つ人を増やしていく方法など、これから私たちが暮らしの中で政治について考えるヒントをいただきました。

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▲左から平野みどりさん、山川美幸さん、富永桂子さん

1114パネルトーク

▲パネルトークの様子

1114質疑応答

▲参加者から質問がたくさん!

オプション 12月4日(金)11時00分~12時00分
佐賀市議会傍聴

佐賀市議会議場(1)10月31日と(2)11月14日の参加者の中から希望者を募り、佐賀市議会11月定例会 本会議 一般質問を傍聴しました。災害時の避難所運営や小・中学校におけるフッ化物洗口、学校給食の改善など女性ならではの視点での質疑も繰り広げられていました。




【参加者の声(抜粋)】

・現状や問題など諸外国との比較など分かりやすく、課題が何なのかよく分かりました。

・女性でなければ気づくことのなかった質問、確かにそうだと思いました。第三極から政治にかかわりたいというお話も面白いと思いました。

・「議会は多様性の反映であるべき」と、あらためて思いました。

 

  • 会場 アバンセ4階 第3研修室
  • 主催 佐賀県立男女共同参画センター(アバンセ) 佐賀市 NPO法人女性参画研究会・さが


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