令和元年度「市町職員研修」を鹿島市で実施しました

市町職員研修(鹿島市)「なぜ、いま、男女共同参画なのか?」


講師写真 市町行政において男女共同参画の必要性を理解してもらうため、鹿島市の職員を対象に研修を行いました。講師には、熊本大学法学部教授の鈴木桂樹さんをお迎えし、「なぜ、いま、男女共同参画なのか?」と題し、お話しいただきました。

 まず、「女らしさ」や「男らしさ」といった社会的・文化的・歴史的につくられた性差(ジェンダー)による「思い込み」に気付くことから始まり、「男も女もなくみんな一人ひとりが違う」ということを見定める視点が男女共同参画社会だと述べられました。

 また、男女共同参画社会の推進が必要な理由として2点あげられました。1つ目は、「基本的人権としての男女平等の実現」。これまで様々な取組みを国際社会における取組みと連動して進めてきたけれど、まだまだ男性優位な社会システムが残っており、一層の努力が必要。2つ目は、「社会経済情勢への変化の対応」。少子高齢化や国際競争時代、また価値観が多様化している社会の急速な変化に対応していく上で、多様な人材活用(ダイバーシティ)と、そのために必要なワーク・ライフ・バランスが求められており、男女共同参画社会の実現がその手段だということでした。

 最後に、行政の役割として次の5つの点が求められていると話されました。

(1)社会資本の整備・充実

(2)企業・団体の取組みに対する支援

(3)男女共同参画やワーク・ライフ・バランスについての住民の意識醸成

(4)自治体自身が事業体として男女共同参画やワーク・ライフ・バランスに取り組む意義(職員が地域で過ごす時間が増え、住民が持っているニーズに接する機会が増え、それを政策に反映させるチャンスが広がり、業務の見直しにつながる等)

(5)全庁的取り組み姿勢

 いずれにしても人権の問題、社会経済構造、また事業体としての行政という観点からみても男女共同参画社会の形成というのは極めて重要で、不可欠な問題だと締めくくられました。


             *令和元年7月24日(水)鹿島市生涯学習センター「エイブル」ホールにて実施

【参加者の声】(一部抜粋)
・男、女というカテゴリーではなく、パーソナルとしての考え方という視点が納得いくものとなった。
・社会情勢の変化、構造の変化とともに男女共同参画の重要性があることが分かった。
・担当部署で取り組むものではなく、全体で考えるべきことだと思った。
・自分の中で「男性・女性」という2択でヒト・コトを判断してきたことが多くあったと思います。男女の違い
ではなく、市民ひとりひとりを違う存在だと捉えることが大切なのだと思いました。

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