鳥栖市で男女共同参画推進リーダー研修を開催しました

講師平成31年2月19日火曜日に鳥栖市田代まちづくり推進センターにおいて「男女共同参画推進リーダー研修」を開催しました。

講師に「メリコア」代表の中村路子さんを迎え、「女性の参画が地域を変える~私たちにできること~」と題して、2児の母、起業家、数々のプロジェクトメンバーなどいろいろな顔を持つ講師の体験談を通して、女性が地域活動や社会参画することの大切さについてお話いただきました。

7年前に久留米市で「メリコア」を立ち上げた時、「時間がないからできない」「子どもがいるからできない」と自分の可能性に制限をかけている女性が多いと感じていた中村さん。自身も7年間の美容部員を経て、離婚を機に飲食店に転職後、せっかく身に付けたメイク技術を活かすためメイクセラピストの資格を取得し、未来を切り開こうと思ったが、スキルを生かす場所がないことに気づき、同じ思いを持つ仲間3人で「メリコア」を立ち上げられました。

一人ではできないことを、みんなでできる環境をつくることをめざし、SNSを利用して情報を発信して会員を集めたそうです。一人一人がプロフェッショナルだと自覚し、「好きなことを、自分らしく、仕事にしていく」をモットーに挑戦している女性達が、違う職種・価値観と出会うことで「気づき」を得て自身が変化していく。そして、自分達のスキルを活かして地域と連携していくことにより活動の場を広げられると気づかれたそうです。

「メリコア」が地域とかかわるようになってから、久留米市など行政と仕事をする機会が増え、市民活動サポートセンターの運営や男女平等推進センターと共催事業にも参画し、久留米市内の小学校の校区ごとに自分たちの地域暮らしを考えるプロジェクトも始められているとのことです。

中村さんからは、「地域は自分が好きなコミュニティに属するわけではない。違いもあり、思い通りにいかず葛藤が生まれることもある。地域暮らしを大切にすることは、一人一人の感情を大切にすることだと思う。自分の本音の感情を感覚として自分の中で受け止め、必要であれば声に出し他の人と共有していけばよい。それができる女性を増やしていきたい。誰でも可能性を持っているまちで自分たちらしい暮らし方を創る活動を続けていきたい。」という熱い思いをお話しいただきました。

  

【参加者の声】(一部抜粋)

・女性の活躍している人のお話を聞けて本当に勉強になりました。

・自分のやりたいことを楽しんでしていることがすごく伝わってきた。

・話がわかりやすく、自分のこれからも見えて来た。

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