武雄市で男女共同参画推進リーダー研修を開催しました
平成31年1月26日土曜日に、武雄市役所1階ホールにおいて「男女共同参画推進リーダー研修」を開催しました。
講師に株式会社ケーブルワン 放送部放送制作課 係長の小杉裕子さんをお迎えし、「小さなことからコツコツと~伝える・届く・共感する~」と題し、日頃の暮らしの中での「男女共同参画」のヒントやワーク・ライフ・バランス(仕事と生活の調和)などについてお話いただきました。
小杉さんは、秋田県出身で大学卒業後の約20年前にアナウンサーになる夢をかなえるため、ご縁があった武雄市内のケーブルテレビ局に入社されました。最初に感じたのは、コミュニケーションをとるうえで大事な言葉の壁だそうです。そこで取材をしていて、「相手が言いたいこと伝えたいことが分からなければ、その思いを伝えることができない。」と思い、まずは方言に慣れることから始めたそうです。「言葉にしないと伝わらないことがあり、きちんとその思いを相手に届けて『そうだね』と共感してもらうことでそこから広がっていく好循環が生まれたら、男女共同参画にも通じるのではないか。」と考えていらっしゃるそうです。
「ワーク・ライフ・バランス(仕事と生活の調和)」については、最初に聞いた時に、ご自身が仕事中心の生活をしていた中で強い違和感があったそうです。「数年前に、『ワーク・ライフ・ハーモニーという言い方もあるよ』と聞いた時に胸にストンと落ちて、仕事中心だからとか時間の比重で考えるのではなく、仕事も生活もどちらも充実させて、それぞれにいい影響を与え合える『ワーク・ライフ・ハーモニー』でいいと考えるようになりました。そして、『ワーク・ライフ・ハーモニー』をどうやって実現していくかと考えた時に、1人では難しいかもしれないけれど、家族と一緒だったら実現できるのではないか。家事もできる人ができるだけのことをしていく、その上で自分自身の意識改革をする。小さなことの積み重ねや相手の立場に立った『ありがとう』や『大丈夫?』といった声掛けなどを意識する。時間の使い方も工夫すれば、ライフの充実に使える時間ができるのでは。」と考えるようになったそうです。
最後に小杉さんからは、「日常生活の中で『男女共同参画』というと硬い感じがしますが、人は男性とか女性とか、男だから・女だからとか性別で考えるのではなく、その前に人と人とであると考えることが大切だと思います。相手の立場に立って考えることができたら、自然と相手や周りの人のサポートができる。つながっていく人が家族や友達から地域にどんどん広がっていけば、素敵な武雄市になるでしょう。」とのメッセージをいただきました。
【参加者の声】(一部抜粋)
・人と人との絆が基本の気持ちが大切だという事の再確認できました。
・具体的な体験を分かりやすく話され(やわらかな姿勢と語り口で)とても身近に聞き入ることができました。これからは「ねばならない」ではなく「なりたい」「こうありたい」という気持ちで男女共同参画に向き合えそうです。
・男女共同参画の視点での考え方や言葉の伝え方、受け入れ方等勉強になりました。