鳥栖市で男女共同参画推進リーダー研修を開催しました

太刀山さん講演画像.jpg 1月25日(木)、鳥栖市内の若葉まちづくり推進センターにおいて「男女共同参画推進リーダー研修」を開催しました。

 

 福岡市内で子どもから大人まで幅広い世代を対象にダンスや体操のスタジオを展開する、(株)MIKI・ファニット代表取締役の太刀山美樹さんを講師に迎え、「女性の参画が地域を変える~何度でも、未来に向けて挑戦する~」のテーマで講演いただきました。

 

 専業主婦として子育てをする中、子育て中ならではの葛藤を経験したことで、同じ思いをしている母親のために自分にしかできないことは何かを考え、地域の子育て支援活動を機に、様々な活動を経て起業に至るまでの苦労や困難、またそれをどう乗り越えてきたかなど、時折ユーモアを交えて話されました。

 

 太刀山さんは大学の体育学部を卒業後、スポーツクラブに就職されるが、23歳で結婚を機に退職し2人のお子さんを出産。友人たちが独身生活を謳歌する中、自分は子育てに追われる毎日であったが、おやつや洋服は全て手作りするなど手を抜かずにきっちりと家事をこなしていたそうです。

 

 保健師の方が家庭訪問をされた際に、「毎日変わりはないですか?」と聞かれて思わず涙が溢れ出たことがあったそうで、当時は「良いお母さんにならないといけない」との思いから気持ちが張り詰めていて、変化のない毎日が辛かったとのことでした。その後、保健師の方のアドバイスもあり、高齢者ふれあいサロンで体操のボランティアをするようになったが、年配の受講者から、「地域のボランティアは年をとって余裕ができてからでもいいから、今は家に居て子育てをしなさい」と言われることもあったそうです。

 

 ある日参加した運動推進ボランティアの養成講座に、大学時代の友人が偶然に講師として現れたことがあり、友人は病院の運動療法室室長の肩書きでスーツ姿にピンヒール。自分は子連れのため、他の参加者に迷惑がかからないように後ろの方で講義を聞いていて、講義後に受講者たちに褒められる友人を見ながら複雑な心境になり、帰りながら号泣してしまいました。その姿をじっと見つめる子どもの姿に我に返り、このままだと「子どもたちがいたから自分のやりたいことができなかった」と嫌な母親になってしまうと思い、すぐに気持ちを切り替えました。そこで自分にしかできないことをできる範囲からやってみようと思い、社宅のママ友と一緒に地域の子育て支援活動をスタートさせました。「こんな社会だったらいいな」という思いは、他のお母さんたちも同じように思っていることで、評判はクチコミで徐々に広がり、始めは3組だった参加者が、2か月後には30組に増えていました。その後、NHK福岡の体操のお姉さんを10年間担当し、他にも講演の講師や運動の指導など様々な活動を経て、現在の「MIKI・ファニット」を起業されました。

 

 仕事を始めてからはずっと忙しく、子どもたちに寂しい思いをさせたのではないかと思っていたが、ある時息子さんから「やりたいことを一生懸命やっていたお母さんのことをカッコいいと思っていた」と言われたそうです。子どもは親の後ろ姿を全部見てくれていて、いろいろな経験をしたことで自分も成長することができたので、やりたいことがあっても一歩を踏み出せずにいる子育て中の母親たちに向けて、自身の経験を伝えていこうと思ったとのことでした。

 

 最後に、男女共同参画について難しく考えがちだが、意外と自分の周りの問題が男女共同参画につながっているのではないかと話されました。そして、男女共同参画はこれまで頑張ってきた高齢世代と若い世代で二極化してきているように感じるが、それぞれ得意分野は違っても一緒にやることによって新たな気づきが芽生えることもある。今までのやり方を変えないといけない場合もあるかもしれないが、良い形に変化できることは大事なこと。自分とは違う考え方であっても「それも一つの考え方だな」と思い俯瞰(ふかん)して物事を見て、次の世代が活躍していくときにどのようになっていたら良いか考え、今までの良いところは残しつつ、新しいことも取り入れながら、地域活動など進めていただきたいと締めくくられました。

 鳥栖市リーダー研修 会場写真②.JPG  鳥栖市リーダー研修 会場写真①.JPG

【参加者の感想】

■男女共同参画とあまり難しく考えなくても良い。身近な事から実行しようとの話が良かった。

■共感できる、前向きになれるセミナーでした。

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