「五感を満たす大人のワークショップ」4.触れて癒す・整えるセルフリンパマッサージ

まなびチョイスセミナー Labocafe vol. 10 

18歳~40歳代の方を対象に、”学び”と”出会い”の場を提供してきたLabocafe(ラボカフェ)♪

10年目となる今年度は「五感を満たす大人のワークショップ」と題し、「視」「聴」「嗅」「味」「触」の五つの感覚「五感」をテーマに五つのワークショップを開催しました。


 ↓講座のチラシはこちらをご覧ください。

「五感を満たす大人のワークショップ」 (928KB; PDFファイル)

4.触れて癒す・整えるセルフリンパマッサージ

【日時】2024年3月3日 【会場】アバンセ 和室


第4回目は「触」をテーマに「触れて癒す・整えるセルフリンパマッサージ」を行いました。講師は、伊東志織さん(total salon SHIEN)です。伊東さんは、自分で自分のカラダをメンテナンスすることの大切さに気付きセルフリンパ講習を各地で実施されています。

「今日学んでいただくことは、自分や大切な人の身体を守ることにつながるので、是非覚えていただけたらと思います」と講座をスタートされました。

「リンパ」について知ろう

最初に「リンパ」について教えていただきました。全身を循環している「リンパ管」、リンパ管の中を流れる「リンパ液(老廃物)」、リンパ管の所々にある「リンパ節」、脾臓や扁桃腺のような「リンパ系臓器」の4つを合わせて「リンパ系」と呼び、大きく「免疫機能」と「排泄機能」の2つの役割があり、1日3ℓのリンパ液が、リンパ系の中をゆっくり循環しているそうです。

リンパは血管と似ているそうですが、心臓のようなポンプ機能がないので、運動や、このあと学ぶ「セルフリンパ」のような外部からの圧力などで圧をかけないとリンパ液が流れず滞りやすい管とのことでした。また、リンパの停滞要因は「運動不足」「偏った食生活」「過労やストレス」などで、生活習慣病にも密接に関わっており、リンパを流すことは生活習慣病の予防にもつながるそうです。

「免疫」について知ろう

リンパの役割の1つでもある「免疫機能」。この「免疫」とは体内で発生したガン細胞や外から侵入した細菌やウイルスなどを常に監視し、撃退する身体の防衛システムのことで、免疫が下がると感染症に罹りやすくなったり、アレルギー症状が生じやすくなるそうです。

免疫が下がった時の異常を知らせる3大アラームが、痛み、発熱、疲労。「特に女性は家族のお世話などを優先しがちなので、疲れてるなと思ったら自分の体を休めることを大切にしてください」とおっしゃいました。

また、免疫を高める方法として、「腸内環境を整える」「体温を上げる」「生活習慣の見直し」が効果的ということでした。

「セルフリンパ」をやってみよう!

「スキマ時間でできる」「リラックス効果」「身体の変化が分かる」などメリットがたくさんのセルフリンパ。セルフリンパを行う上での大切なポイントを教えていただきながら、実践してみました。

ポイントの1つ目は「マッサージをする圧」。自分の手を体にポンとのせるくらいの圧がちょうど良く「さする」ようなイメージ。あまり強くするとリンパ管を潰してしまい逆効果となるそうです。

  

2つ目は「流す速度」。リンパ液は、体内をとてもゆっくり流れているので、ゆっくり流すことが大切。

3つ目は「リンパを流す場所と順番」。リンパ節には担当している領域があり、リンパ節の近いところから末梢へ。そして末梢からからまたリンパ節へと流していきます。

まずは、リンパの最終出口でもある「鎖骨リンパ節」から流していきます。伊東さんは「時間がないときは、鎖骨リンパ節だけでもよいので1日1回さすってください。ただ、発熱していたり風邪気味など体が弱っているときは行わず、体を休めることが大切です」とおっしゃっていました。


最後は、参加者のみなさんの体の不調などを聞き取りながら、簡単な体操なども教えていただきました。

 

参加者の声

  • 座学の後に実技をしてもらったことで、なぜそうするのか意味を分かりながらできたのが良かったです。

  • リンパや体の仕組みを知って、リンパをどう流せばよいか分かり、とても勉強になりました!!今回習ったことを家でも使っていきたいと思います。

  • 自分の疲労については見逃しがちで、改めて自分を観察してみようと思いました。自分を愛します。

  • 免疫力をアップさせて、リンパマッサージを習慣化したいと思います。とても楽しかったです。先生の人柄が出てて癒されました。

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