令和4年度市町職員研修を多久市で開催しました

ボーっと生きないための男女共同参画基礎知識 多久市役所編

市町行政において男女共同参画の必要性を理解してもらうため、多久市役所の職員を対象に「ボーっと生きないための男女共同参画基礎知識 多久市役所編」と題し、研修を開催しました。

(令和4年8月2日(火)多久市中央公民館ホールにて開催)


講義写真1 講義写真2


 今回の研修では、男女共同参画の必要性、男女共同参画の現状と課題、男女共同参画の実現に向けてなどをポイントに行いました。講師は、アバンセ館長の田口香津子が務めました。


 まずは、男女共同参画基本法について触れられ、前文には、男女共同参画社会の実現は、21世紀の我が国社会を決定する最重要課題と位置づけられていることや、佐賀県男女共同参画基本計画や多久市男女共同参画計画について説明されました。そして、これからは男も女も、誰もがさまざまな分野で、自由に活躍することができなければ、日本の発展は望めないと男女共同参画の必要性について説かれました。


 では、男女共同参画の現状はどうなのか、世界の中の日本、日本の中の佐賀県、佐賀県の中の多久市という流れで確認していきました。その中で、内閣府男女共同参画局のWebページにある「市区町村女性参画状況見える化マップ」を紹介され、女性の参画状況を確認しました。 “見える化”は、より現実を理解することができ、多久市の状況も確認できました。


 また、男女共同参画が進むためにできることの一つとして、「アンコンシャス・バイアス(無意識の偏見)の存在に気づく」こととされ、あらゆる場面にジェンダーに関する固定観念、偏見、思い込みの危険性は残っているとお話されました。固定的性別役割分業は、女性にとっても男性にとっても、自分らしく生きることを阻むもので、固定観念や性別役割分担意識に基づく無意識の偏見に気づき、自分自身で生き方を選択していくことが大事であることがわかりました。


 最後に、男女共同参画は「男性も女性も、意欲に応じて、あらゆる分野で活躍できる社会」だということを強調され、多久市の男女共同参画を推進していくには、みなさんの力が大事だと参加者にエールを贈られました。

【参加者の声】(一部抜粋)
  • 世界→日本→佐賀県→多久市と、男女共同参画を考え、他分野の女性比率を知ることができ、身近に感じた。
  • 今まで(男女共同参画は)関係ないと思っていたが、誰にでも関係があるし、考え方を変えていかないといけない事がわかった。
  • 無意識の偏見が自分の中にもあると感じた。気づくために研修への参加は有意義だと思った。

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