明治維新150年関連講座「激動の時代を生きた 佐賀に縁ある女たち」を開催しました

タイトル「佐賀に縁ある女たち」

講師 末岡さん 講師 南里さん

2018年は明治維新から150年!

ということで、佐賀県立男女共同参画センターでは、

女性にスポットを当てた関連講座を開催。

郷土史研究家の末岡暁美さんと南里早智子さんを講師に迎え、幕末維新期に佐賀の先進的な教育を受けた人々の子ども世代、幕末~明治生まれの女性7名の活躍や生き方についてお話しいただきました。



末岡さんと南里さんは、以前より郷土史に関心を持ち、まだあまり語られていない人物にも目を向け、調査、研究をしてこられました。昨年は明治維新150年に合わせ、佐賀市の南里邸でパネル展を企画、開催。今回の講座でも、その一部をお借りして、展示を行いました。資料を探し、人や史跡を訪ねながら進められたお2人の過程や調紹介された女性のパネルと肖像画査の過程や、周りの方の協力を得ながら作成されたパネルや肖像画の裏話に、会場からは驚きの声が漏れました。

  そして紹介された7名の女性は…

  • 鐘ヶ江録子

東京麹町に仏語女学校(後の雙葉高等女学校)を創立。夫の遺志を継ぎ、医療を目的に、日本初の海水場を経営。

  • 日下部米鶴

江副廉蔵(大隈重信の妻 美登の弟)の長女。外交官夫人として国際交流に貢献。米鶴をモデルとして欧州で描かれた油絵が現在する。

  • クーデンホーフ光子

オーストリア=ハンガリー帝国の伯爵夫人。夫の死後、7人の子どもをヨーロッパ人として育て、ウィーンの社交界で活躍。

  • 江木欣々  

実父は佐賀藩出身で愛媛県知事となった関新平。大正の三美人の一人といわれ、多才。豪華な生活ぶりでスター的存在となった。

  • 石井筆子  

語学に堪能で近代女子教育に貢献。後に石井亮一と再婚し、日本初の知的障害児のための滝乃川学園の経営。

  • 黒田チカ   

日本初の女子帝国大学生。オックスフォード大学にも留学し、色素の研究で、日本で2番目の女性理学博士となる。

  • 大橋リュフ

女医がとても少ない時代に医師となり、海外留学で医学を研鑽。帰国後医学博士となる。故郷太良町に1億円を寄贈。

講座の様子1男女共同参画社会は、女性も男性も意欲に応じてあらゆる分野で活躍できる社会です。紹介された7名について、末岡さんと南里さんは改めて振り返り「男女共同参画社会の先駆けとなって、いろんな分野で活躍された方たちでした。」と話されました。当時は今以上に、女性への制約や偏見が大きかったと思われます。それでも、激動の時代の中、女性の進学、国際結婚、福祉への乏しい理解、女性の医師への偏見など、高いハードルを越えて生きぬいた女性たちがいたということを知り、参加者からは「驚きと感動を得ました」など多くの感想が寄せられました。


(2018年11月11日(日)10:00~12:00 アバンセ第3研修室で開催)


プレイベントの様子

男女共同参画週間の間、講座に先がけて1週間のパネル展を行いました。

展示したのは、上記講座で紹介している7名の女性たち。末岡さんが来場し、解説をしてくださる日もありました。プレイベントの様子

会場には、足を止め、パネルや肖像画に見入る方々の姿が。こちらも、佐賀縁の女性の活躍や生涯を知るきっかけ、興味を持っていただくきっかけとなったようです。






(2018年6月23日(土)~30日(土)アバンセ展示コーナーで開催)


参加者の声

  • 歴史は男性の方に目が向きがちですが、女性に目を向けたこの企画はとてもよかったと思います。誇りに思いました。
  • 娘たちに不可能を可能に変えた女性の存在を知って、自分たちの道を探す意欲を出してほしいと思いました。
  • すごく興味深いお話しが聞けました。よく調べられて活動されていると感じました。2人が淡々と語られる口調、内容がすごく良かったです。佐賀の偉大さを知りました。
  • 女性の活躍が素晴らしい。紹介いただいたことを世界に発信してほしいし、私たちも伝えていきたいです。
  • 大橋リュフ先生の事を知りたいと思って参加しました。他の方々の事はほとんど知らなかったので参加して本当に面白かったです。


講座レポートPDF版はこちらをご覧ください  (877KB; PDFファイル)

講座チラシはこちらをご覧ください (1085KB; PDFファイル)




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