「がんばりすぎずにしれっと介護~息子介護の視点から」を開催しました

平成30年度 男性のための介護支援(ケアメン)講座

大介護時を迎え、「介護」は決して他人事ではない時代。

介護者の3人に1人が男性だと言われています。

また、「息子」が親を介護する「息子介護」が増え続けています。

当センターでは、「がんばりすぎずにしれっと認知症介護」(新日本出版社)の著者、

工藤広伸さんを講師に迎え、「がんばりすぎずにしれっと介護~息子介護の視点から」を開催いたしました。


平成30年12月16日(日) 14時00分~16時00分(アバンセ第3研修室)

 

〈わたしのしれっと介護〉

講師写真工藤さんは、父親の脳梗塞で1度目の介護離職、祖母の子宮頸がんと、母親の認知症が同じタイミングで発症し2度目の介護離職を経験され、6年前から東京⇔岩手(盛岡市)の遠距離介護を行ないながら、介護作家や介護ブロガーを職業とし、両立されています。

マスコミからの取材を受けることも多く、よく受ける質問の中に「(お母さんは)認知症なのに一人暮らしで大丈夫?」「遠距離介護なのに在宅で介護?」などがあるそうです。

工藤さんは年間、東京と盛岡を20往復ほどしながら、介護保険サービスや見守りカメラなども活用し、在宅での介護が可能だと話されました。

また、「結婚しているのにどうして、工藤さんが介護しているの?」といった質問もよくされるそうでが、工藤さんは、あえて妻に介護に関わらなくていいと線引きし、工藤さんをメインに妹さんと二人で介護されているそうです。

 

〈男性介護と女性介護〉

江戸時代の介護は、男性・武士が行なっており、介護で参勤交代が免除になったことが文献として残っていることを紹介され、「介護は嫁がするもの」といった昭和の介護から、平成は「介護は配偶者や子どもがする」時代になっていると、データを示して説明されました。

また「男性介護」と「女性介護」の特徴として、女性は友人や知人に相談するが、男性は孤独に介護している人が多いということでした。

これに関連して、「がんばりすぎない息子介護」のポイントとして、孤独に介護をせず、地域包括支援センターや介護カフェを利用していろんな人の声を聞き、この人さえいれば大丈夫といえる、「キーマン」を見つけることが大事だと話されました。

最後に、「息子介護で最も大切なこと」として、「普通」「世間の常識」に縛られない勇気を持つことだとおっしゃいました。介護の在り方は時代と共に変わってきているので、ご自身がいいと思ったことを、貫いて頑張ってほしい、と参加した皆さんに呼びかけられました。

会場全体

 

参加者の感想(一部抜粋)

  • 自分だけじゃないんだと思い、気が楽になりました。
  • これから本格化するであろう介護と将来、我が子が直面するであろう介護について介護する立場、される立場の両面に覚悟が少しできた気がします。
  • 介護する当事者としての実践の数々、地域への提言、困っている当事者とその介護者にとってとても為になる講演でした。ありがとうございました!
講座チラシはこちらをごらんください (354KB; PDFファイル)

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